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ショッピングモール
香澄）ね、ねぇ…来たはいいけど何にするの？
翔陽）ん”〜…香澄は何がいい？
香澄）私に聞くの！？えっと…じゃあ…た、食べ歩き……？
全員）はぁ”〜…
小首を傾げながら「食べ歩き」と言うと全員がため息をついて財布を出した
香澄）え、っとぉ……さ、さすがに払えるよ？
ツッキー）先輩が払う必要ないから、僕たちから誘ったんだし
香澄）そ、そう？でも…
眉間に皺を寄せて心配している顔をするとツッキーに優しく頭を撫でられた
香澄）んぅｯ…い、いいの？でも払うよ？
ツッキー）払うならせいぜい焼肉とか寿司に行った時に少し出してもらえばいいし
香澄）うぇ、でもぉ…
ツッキー）とりあえず心配しなくていい！
香澄）ひゃ、ひゃい…(押し切られちゃった…)
しょぼんとした顔をするとツッキーが私の肩を掴んで来るんと前後ろを変えられ後ろから抱き締めてきた
香澄）え、えっと…
ツッキー）ほら行きますよ、何処に行きたいんすか
香澄）えっと…じゃあ…お、おすすめ…？私あんまりここに来たことないから……スーパーとバイトの行き来しかしてないから…
全員）( ˘-˘ )ｼﾞｰﾝ
香澄）な、なに…？
ツッキー）今すぐおすすめをお教えします、早く行きますよ
香澄）え、あ…は、はい……？
デートの合間の休憩時間
香澄）ん…クレープ美味しい……
唇に着いたクリームを舐めて目を輝かせると全員がこっちを見て口をぽかんと開けてた
香澄）？？
クレープのクリームを舐めながらクレープを食べていると木兎がパクッと私のクレープを食べた
香澄）…はぇ！？
木兎）お、うめぇ！
香澄）と、取られちゃった…
少ししょぼんとすると赤葦が木兎の胸ぐらを掴んで「何やってんすか…」とマジギレ
香澄）だ、大丈夫だからね！？あ、赤葦ちょっと待って〜！木兎殺す気だよね！？待って待って！
赤葦に抱き着いて「ストップ！」と言うと赤葦は胸ぐらを離して前からガバッと覆い被さるように抱きついてきた
香澄）だ、大丈夫だからね？
赤葦）……ごめんなさい…うちの主将が……
香澄）いいよ、多分木兎は私の食べたくなったんだよ笑気にしてないから木兎もおいで？
珍しくガチギレした赤葦にビビっていた木兎はキョトンとしていたが私に「おいで」と言われたら直ぐに抱きついてきた
香澄）よしよし、もう喧嘩しちゃダメだからね？木兎は私の食べたくなっちゃったんだもんね
木兎）怒られた……
香澄）大丈夫だから……ね？そんなにしょげないで？
赤葦）全部木兎さんが行けません……
香澄）あ、赤葦は勝手に木兎が取って怒っているんだもんね？ありがとうね？怒ってくれ……だから、ね？ほら…だからそんなにも抱きしめないで潰れちゃう…
その場にいた全員）(に、人形みたいになってる…)
その後、夜ご飯のおかずを買い私たちは部屋に戻った
香澄）よいしょっと…フゥ〜買った買った！ご飯食べたい人〜！
沢山買った袋をキッチンに置き全員に聞くと手を挙げて「食べたい！」と食い付いてきた
香澄）よーし！じゃあ張り切って沢山作っちゃおうかな！
ちなみに、今日のおかずはアスパラベーコンです！
ベーコンでアスパラを巻いて焼くだけのやつです
香澄）(早めに作ってあげなきゃ木兎が拗ねて首筋とか噛んでくるからなぁ…)
マジ噛みじゃないからいいけど…
たくさんのアスパラとアスパラだけじゃ持たないという事で急遽ツッキーと赤葦にたくさんの合い挽き肉をお願いして急遽ハンバーグ追加
香澄）はぁ〜…(量多いな…)
ため息を着くとリエーフがひょこっと顔を出して覗いてきた
香澄）？？どうしたの？
手を洗いタオルで水気を拭いてからリエーフの頬を撫でるとリエーフは私の手を握って「手伝う」と少し不器用ながらにも手伝いに来てくれたらしい
香澄）そっかァ…じゃあちょっとお願いしようかな！
笑うとリエーフは手を洗って「何手伝えばいいの？」と聞いて来てくれた
香澄）じゃあね〜…ひき肉をお願いしよっかなぁ……卵とパン粉用意するね
冷蔵庫から卵とパン粉を取り出し「まずは手袋つけてまずは柔らかくしてくれる？」とお願いするとリエーフはビニール手袋をつけてひき肉を柔らかくしてくれたためそこにパン粉と卵を入れた
香澄）ありがと、凄い助かるわ
リエーフ）いや…なんて言うか…迷惑かけたから
香澄）迷惑？なんかあったかな…
リエーフ）え……色々掛けてるじゃないっすか
香澄）？？全然？確かにちょっとキツイ時とかあるけどなんだかんだ察して手伝ってくれるからさ笑
リエーフ）今は…
香澄）全く？料理は元からすきだし…まぁでもちょっと量が多かったから軽く気が滅入ってたけど笑でも凄い今は嬉しいよ笑
リエーフ）.*･ﾟ(*º∀º*).ﾟ･*.
あ、こいつしっぽ振ってる…可愛い……ただただ可愛いな……
香澄）…はぁ……ダメだなぁ…
リエーフ）？？
香澄）いや…なんにも…(くっそカワイィ〜…)
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