うさぎになっちゃったマッシュくん2
次に目を開けた時にはレインくんの部屋らしきところに着いた。
僕は無意識にヒクヒクと、鼻を動かした。
(レインくんの匂いだ……)
自然と落ち着いた。
「着いたぞ。ほら、おまえら仲良くしろよ」
僕が下を見ると、たくさんのうさぎさんがレインくんの足元に集まってきた。
うさぎに好かれてるんだな……そう思っていると、レインくんが僕を床に手放した。
「今日はここにいるんだから、みんなと遊んどけ」
僕を見たうさぎさんたちは不思議そうに僕の匂いを嗅いだ。
僕にレインくんの匂いが着いているからか、警戒心はなく、体を寄せてきた。
(うお、もふもふだ……)
とても心地いい……もふもふに包まれてつい、ウトウトしてしまう。
その様子をレインくんはガン見していた。
「……俺は残りの業務を終わらせて来るから仲良くしてろよ」
そう言って僕の頭を撫で、行ってしまった。
キョロキョロと当たりを見渡してみる。いかにもレインくんらしい部屋だった。
ゴミは散らかっていないし、うさぎ柄の布団は綺麗にしてあった。
レインくんがいない間何をしてよう。
この体じゃ筋トレも出来ないし。
そう考えていた時、うさぎさんたちがぴょんぴょんと僕の前を通りすぎていった。
(僕も歩く練習しようかな……)
流石に毎度移動する時、抱きしめられては申し訳ないと思って、自分で歩く練習を始めた。
(意外に疲れるんだな……明日筋肉痛になってそう)
なれない体なのですぐに疲れてしまった。
すると、突然睡魔が襲ってきた。
僕はうさぎさんのところに行って一緒に寝ることにした。
(あったかい……)
すぴすぴと鼻を鳴らし、いつの間にか眠ってしまった。
コメント
3件
尊すぎますよ( ´ཫ` )
え?誰ですか?こんな尊いマッシュくん連れてきたのは!?うん、ちょー可愛い、主様もしや、天才ですか!?