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『明那〜』
「ん?どうしたの」
『今年で明那と付き合って1年だしなんかしようって思って!』
「なにそれ可愛い」
『なにしたい?』
「え、無視?んーとね、絆感じられるやつがいいかな!」
『ん〜なんだろ』
神「絆を感じたいと言ったね?」
『え、誰?明那知り合い?』
「いや、知らないけど…」
神「私は神だ。君たちが生きている世界のね」
神…?そんなの信じていいのかな、
神「君たちにはお互いの命を賭けて争ってもらう」
『…は?』
なに、言ってるの?命を賭けて争う?明那と?無理に決まってる。
だって私は明那が大好きだもん。
大好きな人の命を奪うなんて絶対にしたくないもん。
『あ、きな…』
「大丈夫。大丈夫だから。」
その一言二言で私がどれだけ安心したことか。やっぱり私は明那の命なんか狙えない。
でもどうして私達が命の取り合いをしなきゃならないんだろう。
『なんで、そんなことしないといけないんですか』
神「暇つぶし以外なくない?」
…は?暇つぶしって言った?
最愛の人を殺さなきゃいけないのかもしれないのに?あなたがそれを命じたのに?
やらないけど。
「帰れよ」
『あきな…』
いつもより低い声で明那は言う。
「俺は絶対にあなたの下の名前を殺さない。絶対にだ。」
神「え〜?つまらないじゃないか」
『私達はあなたの暇つぶしの道具じゃない!』
これがいけなかった。抵抗しないで穏便に済ませていればよかったのだ。
神「じゃあ君たちに爆弾を仕掛けよう。」
『…え?』
神「どちらかが殺そうとしなければ相手の爆弾が爆破される。愛し合っている君たちだからこそ嫌だろう?」
…最悪だ。愛しの人を殺さなければならない。それに抵抗したら愛しの人が死んでしまう。
どうしたらいいの?誰か、助けてよ