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次の日、この日はバスケの助っ人に呼ばれ試合をし、終わったので帰路についていた。
そういえばほんとよく1年も前の事覚えてるよな。
いやさすがにあんな内容の電話なら覚えてるか、俺も覚えてるはずだし。
でも1年前の電話相手の声なんて記憶に残るもんなのか?
内容は覚えてても声は忘れるだろ、この時代録音できる電話なんてもうあるんかな。
よくよく考えてみれば不思議な事に気づき考えてると後ろから呼び止められた。
「おい、お前!!」
「あ?」
振り向くとマイキーとドラケンが仁王立ちで立っていた。
何で?
「あ〜昨日の」
「ちょっとツラ貸して」
「え、やだ」
「何でだよ!」
いきなりツラ貸してとかボコられんのかな?
昨日無視して帰っちゃったからな、怒ってんのかな。
怖すぎる。
「おいマイキー、そんなんで伝わるわけねぇだろ」
「じゃあどうすんだよ、ケンチン」
「たく、いきなり悪ぃな」
「え、あぁ、別に」
てか昨日から俺喋るの下手じゃね?
まぁ好きなキャラクターを目の前にして心臓飛び出るくらい緊張してるからなんだけど、それにしてもガタゴトすぎる。
ごめんよ、キャラたち。
「こいつはあんたに礼がしたいだけなんだよ」
「礼?」
「お前のおかげで2人は未遂で済んだし真一郎君も死なずに済んだからその礼」
「あぁ、なるほど」
律儀だな。
別に自己満でやった事だから気にしなくてもいいのに。
「別に気にしなくていい、偶然聞いたから教えただけだよ」
「それでも、俺たちみんなあんたを探してたんだ」
そういったマイキーは少し泣きそうな顔をしていた。
さすがにそれを見て何もしなくていいなどと言えず分かったと頷いた。
2人について行くと真一郎君のバイク屋に着いた。
「真一郎〜!連れてきた!」
そうマイキーが叫ぶと店の奥からものすごい勢いで走ってくる音が聞こえた。
「でかした万次郎! 」
走ってきた真一郎君は原作で見た服装で片手にペンチを持ってやってきた。
生真一郎君、かっけぇ。
もうオーラが違うよ、カリスマオーラ。
助けられてよかった。
「お前が電話くれたやつか?」
「え、あ、はい」
「そうか!本当に助かった!」
最大級の笑顔を向けられ俺は危うく浄化しかけた。
危ない、神聖力が強すぎる。
こんな顔されたら何でもしてあげたくなってしまう。
「お前、名前なんて言うんだ?」
「あぁ、大鳳天火です」
「かっけぇ名前だな!」
「へへっありがとうございます」
名前を褒められるのは素直に嬉しい。
「なぁんか俺の時と態度違くね?」
「マイキーの場合は出会いや再会が不穏すぎたんだよ」
「えぇ〜」
どうやらマイキーと真一郎君とで態度が違うらしく拗ねてしまった。
確かに真一郎君は話やすい雰囲気からすぐに打ち解ける事が出来た。
だが別に態度を変えたつもりはなかった、俺は素直に謝る。
「悪い、態度を変えたつもりは無かったがそう見せちゃったな」
「うーん、たい焼き奢ってくれたら許す」
「それくらいなら別にいいぜ」
「ならあとダチになって!」
マイキーと友達か。
理想のモブ像とはかけ離れているが悪くない。
「あぁ、こちらこそよろしくな」
そして俺はマイキーだけでなくドラケンや真一郎君とも連絡先を交換しバイク屋を後にした。
礼はまた今度なにかくれるらしい、楽しみだ。
マイキー
いきなり強盗されると電話がかかってきて焦った。
嘘かもしれないしほんとかもしれないのでその日1日は真一郎のバイク屋にいた。
まさかほんとに来るとは思ってなかったし、しかも強盗が場地と一虎だとは思いもしなかった。
真一郎
こちらも強盗の電話がかかってきて焦った。
実際強盗来るまで信じられなかった。
でも来た時ようにヘルメットなどをすぐに付けられる位置に置いておいたので一虎に殴られたが命に別状は無かった。
ドラケン
バイク屋強盗事件はもちろん知っていた。
マイキーや真一郎がずっと探していた人物が見つかりびっくりしている。
真一郎の事はすごく尊敬しているので電話をしてくれた天火にとても感謝している