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最近エモい曲とかドロドロしてる愛の曲聴きながら小説書くの超超ハマってます😊😊
(このお話そこら辺の雰囲気目指して書いてるので…)
「童話になったらいいのに」 って曲雰囲気と歌詞しぬほどだいすきです
今回のお話の始まりは前回の翌日(休日)のお話って思ってもらえるといい感じです✨
ジーマーとかって業界用語らしいので小さいゲンには業界用語喋らせてないです🙇🏻♀️🙇🏻♀️🙇🏻♀️
あと千空敬語喋るのか問題…ほんとに苦しみました。
欠伸をしながら、洗濯機から洗濯物を全て取り出し洗濯カゴに入れていく。二人分だからそこまで多くはなくて、ベランダまで持っていって干す作業は苦ではない。
『今日のコンビニ弁当は何にしようか』とか、『今日はお母さんの機嫌良いといいな』とか色々考えていたら、あっという間に作業が終わる。
お母さんは、朝八時に起きる。時計を見て今は七時であることを確認し、『そろそろコンビニ行かなきゃな』と考えて、部屋着を脱ぎ服を着替える。
布団にくるまって死んだように眠っているお母さんを横目に、玄関の扉を開け外へ出た。
唯一休日に外出をするのを許されているこの時間は、割と好きだった。家にいる時間は、お母さんの機嫌が悪いとちょっと大変だから。ほとんど誰も外を歩いていないほど朝早くに外に出て、早朝のひんやりとした空気を感じながら歩くのも、悪くはない。
自動ドアが開く音とコンビニの入店音とともに歩みを進めると
「いらっしゃいませー」
と、聞き覚えのある低い声が、物静かな店内に響いた。
ちらっと声がした方に視線を動かすと、個性的な髪型、緋色の目…昨日の、あの高校生が店員の制服を着てコンビニの業務をしていた。
『あ、あの人だ』って思った程度。
それでも、あの人は特別な存在ではないはずだけど、どうしても昨日の出来事があったから自然と気にしてしまう。
『昨日まではいなかったから今日入ってきたのか』と、制服の名札の研修中マークを見て更に確信を持つ。
…”いしがみ”っていうんだ。
どことなく、高校生のことを考えながらお母さんの好物の商品を手に取っていく。朝食のメロンパン、昼食の冷やし中華、夕食の唐揚げ弁当。自分の分は三つ適当に手に取り、レジに行って商品を置いた。
他にも店員はいたと思うけれどそのときは裏にいたから、レジ打ちの担当をしたのは高校生。
その高校生は、昨日のことを覚えてないのか、興味がないのか、ただ客としてしか見てないだけなのか、昨日のことを一言も話さなかった。そのまま時間はすぎて…
「っざしたー」
結局、普通の客と店員としての会話しかせずに俺は帰宅した。
あれから二ヶ月ほど経った。
あの高校生はコンビニのバイトをずっと続けていて、いつの間にか高校生一人だけのシフトになり、他の店員は誰もいなかった。ここら辺は田舎すぎて人が来ず、一人でも手が足りてるからかもしれない。
小さな変化は突然訪れるもので、一人だけのシフトになってから、『気ぃつけて帰れよ』とかのちょっとした一言を高校生が言うようになった。
穏やかな微笑みを見るのは、ほんの少しだけ、俺の楽しみになっていた。
「幻、お願いがあるんだけどいい?」
「なあに?お母さん」
『今日のお母さんはいつもより機嫌がいいな』とか考えながら、せっかくいい機嫌を損ねないように慎重に言葉を選び言葉を発す。
「お母さん、冷たいものが食べたくて…」
「アイス買ってきて欲しいな?」
「ん、いいよ〜♪」
今は午後七時。
日没後にコンビニに行くのは一年ぶりだけど、これで四回目で初めてではないからそこまで驚かないし嫌とも思わない。
……あれ。夜もバイトしてるんだ。
コンビニに入ってすぐに出た感想がそれだった。
入店音を聞いた高校生は、『いらっしゃいませ〜』と、声を出す。ちらっと目だけ動かしてこちらを見た高校生は一瞬だけ固まったが、すぐに目線を戻して業務を再開させた。
特に気にせずお母さんのアイスを選んで、レジに持っていく。そしたら高校生がレジに来て、レジ打ちをしながら
「いつもと時間帯ズレてんな?」
「ちーっとだけビビったわ」
「ついでに服も今まで見たことねぇの着てるし」
レジ打ち中に話しかけてくるのは初めてで不思議に思ったけど、初対面でコーラを渡すような人だからそこまで驚かない。
「急にアイス食べたくなっちゃってさぁ」
「でも八時過ぎてないから小学生はギリセーフでしょ?」
「まーな」
「というか服、よく気づいたね」
雑談をしながら、高校生がレジ打ちを進める。『百五十円な』と、軽く言って俺が財布から小銭を出しているときに
「最初会った時から、遅くに外いんの好きだな」
ピタッと動きを止める。
「……あれ?覚えてたんだ。お兄さん、忘れてると思ってた」
「逆に河川敷にいるガキにコーラ渡したっつー記憶どうしたら忘れんだよ」
「ふ、たしかに!」
高校生にとっての自分の第一印象が、”河川敷にいたガキ”なのがおかしくて、笑みがこぼれてしまった。
会計も終わってアイスもレジ袋に入れて受け取ったあと
「テメー、名前なんつーんだ」
「幻」
「お兄さんは?」
「千空だ」
いしがみ、せんくう…
「じゃあさ、せんくうちゃんって呼んでいい?」
「……独特すぎんだろ、別にいいが」
「ありがとせんくうちゃん♪」
『ちゃん』付けに違和感があるのか、返事をする前に間があったり、少しだけ渋い顔をしたり。それでも、否定はしない。
「じゃあ、そろそろ行かなきゃ」
「おー、誘拐されんなよー」
「ひどっ、平気だし」
「クク…」
笑っているせんくうちゃんの表情は、いつも柔らかくて、眩しくて、いつまでも見ていられる。
「またな、ゲン」
「…うん」
お母さんにも、名前で呼ばれてる。
名前で呼ばれるのは別に特別なことじゃないのに、呼ばれ慣れてるのに…
せんくうちゃんに”俺”を見てもらえた感じがして、胸の奥がじんわり熱くなった。
__なんでだろう?
変だなって、思った。
コメント
10件

ああああ!!好きです…😇w ゲンはちゃんと石神をいしがみって読めたんだね…私なんてい、いしかみ…?ってなったのにw最初期はwちゃんとお母さんにお願いされたらアイス買いに行くゲンかわちぃ…😭あと千空はコンビニでバイトしてたんだ…😭私もそこのコンビニに月8万使うから住所教えて欲しいな…w
は、初恋だぁ〜!!!!🥹🥹🥹千空ちゃんと話してる時だけは純粋な小学生って感じでゲンちゃんとっても可愛いですぅ😭😭💕年上のお兄さんなんて好きになるに決まってるもんねぇ🥹ほんとに最高ですありがとうございます😭😭😭😭
うおぉぉ〜〜✨✨💗💗💗 なんかこのコンビニ店員とそのコンビニによく来る小学生の関係が凄くいいですね😭😭 千空ちゃんが幻のことちゃんと見守ってくれていたのも心があったまるぅぅ☀️💗💗