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嘔吐あります
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
彼女__ユウさんこと監督生さんが来て何ヶ月という刻が経った
この間にリドル君,レオナ先輩,アズール君,ジャミル君がオーバーブロットした
…其れを解決したのは監督生さん
紅一点だから監督生さんは話題の的だ
耳に入るのは何時も監督生さん
もう嫌だ
ボクはお金が無いというのにお金をたかられる
断ったら殴られ蹴られる
お陰でボクの躯は痣だらけだ
お昼休み
食べるものは無くて,買うお金もなくてただ中庭のベンチに座っている
頭に浮かぶのはいつだって龍さんだ
『逢いたいよ…ゴホッ』
?「誰に会いたいの?」
ボクと同じ声が聴こえた
『オルト君…』
オルト「キャロルさんこんにちわ!
ところで誰に会いたいの?」
『嗚呼…元の世界に居る恋人
…1年も逢えてなくて寂しい』
オルト「そっか…
会いたい人に会えないのは辛いよね…」
普段ボクはこの言葉を聞いて肯定するんだと思う
けど…ボクは其の言葉を聞いて苛つきを覚えた
まともに食べれず,お洒落も出来ず,逢いたい人に逢えないストレスから参っていたのかもしれない
『…………そんな分かった様な口を聞かないでよ!!!!!!
君に何が分かるっていうの!!!!!!』
ボクは声を荒げてオルト君に当たってしまった
オルト君は悲しそうな顔をした
なんだなんだと他の人達の視線がボクを貫く
其の視線が気持ち悪くて吐き気がくる
ふらふらとし乍らボクは逃げる様に厠(トイレ)に行く
個室に逃げ込む
鍵を閉める気力は無かった
『うぇえええ…!』
ボクは思い切り吐いた
けれどあまり食べれなかったから出るものは無かった
吐瀉物の代わりに血が出る
『なんでボク達がこんな目に…?』
其の侭ボクは気を失った
〜クルーウェル視点〜
俺は今何の連絡も入れずサボっているバッボーイを探している
サボっている生徒はルイス・キャロル
真面目な生徒で成績優秀
そんな彼が無断で授業を欠席したりサボる筈が無い
『おぇ…………』
トイレの前を通るとキャロルの声が聞こえた
声色が弱々しく,聞こえづらかったがいる筈だ
俺はトイレに入りキャロルを探す
手前の個室にキャロルは居た
ぐったりとしており意識がない
痙攣もしている
クルーウェル「おい,しっかりしろ!」
俺は急いで駆け寄り体温を確かめた
顔色は悪く,腕も細い
急いで医務室に運ぼうと抱き上げた
ふに
…ふに?
俺は謎の感触を覚えた
ソッとキャロルを見た
よく見れば喉仏が無く,体つきも女だ
何故今まで気付かなかったのだろうか
…キャロルは女だ
『れ…んか…お姉ちゃ…』
レンカお姉ちゃん…?
クニキダの事か?!
間違いない…キャロルとクニキダは女…
だとしたら何故学園長は俺達に言わなかった?
まさか…忘れていた?
そうだったら殴ってやる
いや,まずは医務室だな
俺は米担ぎから姫抱きに変えて医務室に向かった