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第四話 クレイド・ゼロ(chapter2)
レイン、起動する
「こっちだ!」
アカリがレインを連れて制御棟の地下を走る。
頭上を、爆音と衝撃が響いた。
追撃ドローンが射線を合わせてくる。
「視覚オーバーライド──完了。」
「戦闘プロトコル、開放。」
レインの両目が淡く蒼に光る。
その瞬間、彼女の周囲に量子コード構造が浮かび上がった。
「待って、今ここで戦うの?肉体はまだ安定してないでしょ!」
「間に合わない。彼らが次に狙うのは“記憶領域”だ。私が生きていた痕跡ごと、消すつもりだ。」
「なら……私もやるよ。君一人じゃ、勝たせない。」
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