テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
1,262
102
⚠️意味不明なところがあります。
申し訳ございません。
《カラ松事変》の終わったあとぐらいです。
クロスオーバーです。《呪術廻戦》です。
《呪術廻戦》は五条悟を庇った?をイメージしています。
いきなり始まっていきなり終わります。
長いと思われます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
頭から血が出てる。
地面を血が濡らす。
血が流れて、彼は動かない。
血が流れて、彼は泣かない。
血が流れて、彼は立ち上がる。
血が流れて、彼は笑う。
ダメだよ。
立ち上がるな。
傷口を塞げ。
どうして、みんなは彼を無視する?
どうして、みんなは彼を雑に扱う?
どうして、みんなは彼を見無かったことにする?
どうして、みんなは彼に鈍器を投げる?
なんで、泣かないの?
なんで、悲しがらないの?
なんで、それでもそばにいるの?
君の愛は底無しだ。
君の愛は底なし沼だ。
君の愛は誰が埋める?
君の愛はみんなどうした?
君は、優しいから。
君は、家族愛があるから。
君は、愛を大切にできるから。
君は、悲しみより明るいが好きだから。
君は、兄弟を愛しているから。
君は、人を傷つけることを嫌うから。
夢よ、覚めて。
夢よ、見させて。
夢よ、私は彼に愛を伝えたい。
夢よ、私は彼にお礼を伝えたい
夢よ、どうか忘れないで。
夢よ、このまま彼に抱きしめさせて。
_______________
「実験は成功したダス!」
微睡んでる。
私の心も微睡んでる。
私は何がやりたいのかな。
「中々起きないダスね〜」
私はなんのために、何をするために
この世に堕ちたの?
私は呪術師。
非呪術師を守ろうとした人。
「なんで血だらけなんダスか!?」
死んだのに、なんでここにいるんだろう。
あのバカは死んだのか?
死んだなら、傑作だな。
何が最強だよ、現代最強の筈だろ。
「手当しないと!」
お前、硝子と傑。
どうするつもりだったんだよ。
あいつら、お前が死んだら泣くぞ。
身代わりに慣れたかな。
聞いてんのか、クソ五条。
いつもいつもバカにしやがって。
ほんと、馬鹿なヤツだよ。お前は。
私はあの子を、生徒を1人で死なさねぇために死んだんだよ。
何が、俺らの性だ。
恥を知れ、恥を。
揃いも揃ってクズかクソしかいねぇのか、私の同期は。
唯一、硝子しか真面目な奴いなかったろ。さすが、私の親友だな。
しかし、寝みぃな。
寝てもいいか?
勝手にしろ?
巫山戯んなよ、こっちが気ぃ使ってやってんのにさ。
ほんと、私の周りにはクズしかいねぇな。
_____________
私は、<連れてこられた人間>らしい。
このクソジジィ(デカパン博士)が作った[異次元人移送装置]は、別の次元から人間を連れてくる装置だそうだ。
「君には、ここに住んでもらうダス!」
だろうな。
私の近くには、大きなカバンが置いてあった。
ありゃ、前の世界での持ち物だよな。
私は博士から離れ、バックを漁る。
おっ、頑張って貯めた金の通帳!
一生分、遊べんな。
げっ呪具持ってきてるし。
「なぁ、博士。」
「なんダス?」
「呪術師の仕事ってある?」
「あるにはあるダスが、その職業は危険ダスよ?」
「私、特級呪術師。」
そう言って博士に職員カードを投げる。
キャッチした博士はカードを見て、悲鳴をあげた。
「日本に、5人しかいないと言われてるんダスよ!?」
この世界とあっちの世界は同じなようだ。
呪霊は少ないんだろうな。
「今、フリーだけどな。自動的に金が振り込まれんだよ。呪霊殺せばな。」
返してもらったカードを財布の中に入れ、通帳の確認もしてもらったり、身分証も確認してもらったりして近くのアパートを借りることにした。
「そういえば、君のお名前聞いてなかったダスね。お名前はなんダスか?」
身分証見たからわかんだろ。
まぁ、この人が私の保護者みたいな立ち位置になるだろうから、教えておくか。
「瀬野 雪華 気軽にせつちゃんって呼んでよ。」
______________________
「良いダスか!?君はワスの親戚の子としてみんなに紹介するダスよ?」
態々、もう訳ないなぁ。
今、市役所に行き、住民票を受け取りに来たのだ。
「大丈夫なの?」
「君を呼んだのは紛れもなく、ワスダス。気にする事はないダスよ。」
市役所につき、諸々の手続きを博士に任せて私は外へ出た。
自動販売機でペットボトルを買い、ガコンと音が鳴って落ちた。
ペットボトルを取り出して、ペットボトルのキャップを開ける。
水が喉を通る。
やはり冷たい。
生きてんのか、死んでんのか、わかんねぇな。
私は駐車禁止のポールに腰を少しだけ預け、空を見上げた。
青空だ。
ムカつくほどに快晴だ。
もっと汚かったら、良かったのに。
そしたら、空が汚ぇ理由で泣いてもいいかってなったと思うからだ。
「おまたせダス。」
博士が出てきた。
私はポールに預けていた腰を上げて、博士の方まで歩く。
「待ってないよ。ごめんね。」
私が申し訳なさそうにすると、博士は気にする事はないと言ってくれた。
ここは善人が多いのか。
「ワスのことは、おじいちゃんでいいダスよ。」
「わかった、おじいちゃん。」
前の世界よりはマシのようだ。
_______________
夕方、おでんが上手い店があるって博士に言われて、ついて行くと公園だった。
博士はまだ歩くのでどんだけ遠いんだと思ったら、店があった。
「やぁ、チビ太くん。久しぶりダスなぁ。」
チビ太?
それ、悪口じゃね?
「おお!デカパン、久しぶりじゃねぇか!」
ガチの名前なんだ。
失礼なこと思ってしまった。
「隣の子は、知り合いか?」
「この子は親戚の孫ダス。」
なるほど〜なんて納得している店主をよそに博士はカウンター席に座る。
私も博士の隣に座った。
「嬢ちゃん、初めましてだな。俺はチビ太だ、よろしくな。」
「瀬野宮 雪華 気軽にせつちゃんって呼んでください。よろしくお願いします、チビ太さん。」
じゃあ、せつちゃんって呼ばせて貰うよ、と
彼は人当たりのいい笑顔をした。
「せつちゃんは、なんで赤塚に来たんだ?」
さりげなく、博士をチラリと見ると少し焦っている。
まぁ、だろうな。
「実は、私の両親が亡くなり頼る宛がなかった中、おじいちゃんが私を引き取ってくれたんです。」
「す、すまねぇ、せつちゃん。辛いことを、」
「きにしないでください、」
泣きそうになるのをこらえる演技、上手いだろ?これは硝子のお墨付きだ。
_____________________
チビ太さんは、気前よくおでんを出してくれた。
おでん、上手くて本当に泣いちゃった。
いつぐらいからまともなご飯、食べなかったんだろう。
チビ太さんのお店に来て、またいつでも来いよって言われて、人の暖かに触れてまた泣いて、を繰り返してた。
ここに来てから何時間立ったのだろうか。
私と博士は帰宅し、私は用意された部屋で寝ていた。
寝るのは、嫌だなぁ。
寝ると彼が出てきて、苦しそうに悲しそうに泣いてるからだ。
私はそれを拭いてあげられない。抱きしめてあげられない。
それが堪らなく、悔しくて無力感に襲われるからだ。
____________________
次の日、道を歩いていた。
なんとなくだったんだよ。任務なかったし。
あるでしょ?
なんとなく歩くって。
夢で会ったことのある人がいて、しかも同じ顔が6人もいたのに、すぐにわかったよ。
君があまりにも、透き通った青だったから。
何も考えないで走ったよ。
初めて、人に対してそんな行動したよ。
あの日以来だよ、傑がダメになりそうな時以来だよ。
最悪なのは、君の名前を知らないこと、そして私の名前や姿は絶対知らないこと。
待ってなんていえなかった。
君にだけ、気づいて欲しかったから。
君が君だけに気づいて欲しい。
息がしずらい、でも、君がいい。
死に際に心配だったのは、君のこと。
君の名前は?好きな物は?職業は?
君が君だったら、なんでもいいよ。
だから、待ってくれ。
私を抱きしめてくれ。
私を君の手で殺してくれ。
待って、行かないで。
私の<ヒーロー>
泣いてる君に誓ったの。
君が泣かないような世界にするって。
彼が歩行者信号で止まった。
私は彼の後ろの後ろで止まった。
息が乱れる。
髪も服もぐちゃぐちゃ。
振り乱して走ったから。
歩行者信号を渡って、少し歩いたところで、私は青のパーカーの人の腕を掴んだ。
「ッ!?……君、は?」
君は、分からないよね。
いいんだ、分からなくて。
君が泣かないなら、いいんだ。
「す、すみません、人違い、でした。」
君の顔は夢の中で見た君そのものだった。
私は彼に背を向けて走った。
後ろで何かを言う彼の声が聞こえて。
私はそれを聞こえないふりして、角を曲がった。
立ち止まり、肩で息をしながら上を見あげた。
悪態つけるほど、綺麗な青空が広がってた。
ぽつりと、地面に何かが落ちた。
雨が降り始める。
______________
博士の研究所に着いた。
私は研究所の中を見ながら、借りた部屋(あげたからせつちゃんの部屋でいいよと言ってもらった。)にドアをドンッと叩きつけるように閉めて、ドアに背を預けながらズルズルとしゃがみこんだ。
そのお陰で髪はぐちゃぐちゃだ。
その場に似つかない音がした。
メールが来たようで、カバンからスマホを取り出して、確認した。
任務だ。この世界では、特級呪術師しかいない。
呪霊が少ないんだろうな。その分、呪霊は強いが。
特級いくか行かないかぐらい。
その分、金は増えるからいいけど。
_________________
つ、疲れた。
10体いるなんて聞いてない。
あの腐れ上層部め。
いつか殺してやる。
反転術式は硝子に教えて貰ってたし、呪霊の攻撃による怪我は治せる。
教えて貰っておいて良かったよ。たく。
頭に浮かんだのは、夢で会う、背中が小さく見える彼。
名前なんて知らないから、彼の背中を支えるように背もたれみたいな感じになると、彼は恐る恐る私に寄り掛る。
そんな挙動不審になる彼が可愛くて仕方がない。
金は、腐るほどある。
昔、貯め方が下手くそすぎてよく文句を言われていたが今じゃ御茶の子さいさい。貯め方がわかった。
昔の自分はどうやって貯めてたんだろうなんて考えることが増える。
でも、任務に行けば、人を助けられるというステータスに溺れていた私は馬鹿みたいに任務を入れに入れまくって同輩や後輩達に心配されていた。
これ以上入れてどうなるなんて、同輩の1人、夏油に言われた時、私はこう返した。
自分のステータスのためにやってる、自己肯定感をあげるためにやってるんだって。
そしたら、イカれてるね、なんて言って隣でコーラ飲み始めた時はこいつ、人の事言えねぇよ、なんて思ったのも今は懐かしい。
金は腐るほどある。でも、腐る前に使えるかって言われたら、使えないと言えるぐらいの金だ。
一体、どうすれば金は減るのかな。
━━━━
今は、夕時。
公園のベンチの背もたれにダラン、としている姿を見れば、なんか失敗したのか、だとか、怒られたのか、だとか容易に想像できるような姿で私は赤く染まり始める空を見上げていた。
そういえば、ここはチビ太さんのおでん屋が
あるじゃないか、と思い出した。
営業してたら、酒のつまみにおでん出してもらお。
なんて考えてベンチの背もたれからゆっくりと体を起こし、立ち上がる。
チビ太さんのお店は、カウンター席がある。
カウンター席は私はあまり好き好んで座ることがなかったから少し新鮮だ。
席は予約して個室にすることが多かったから。
階段を下り、チビ太さんの店の方に顔を向けると賑わっているようだった。タイミング悪いなぁ。
お持ち帰りって出来んのか?金払えば、やってくれんだろ。
それにしても、賑わってるなぁ。
「お!せつちゃんじゃねぇか!」
私に気づいたチビ太さんが響くような声で、階段近くで動けないでいる私に快く声をかける。
「こんばんは。」
挨拶をした私に、チビ太さんもこんばんは、という。私はチビ太さんの屋台に歩く。
「ごめんなぁ、こいつらがいるもんでよぉ。」
チビ太さんが申し訳なさそうに、私に言う。
気にしてないのになぁ。
「大丈夫ですよ。気にしないでください。」
私は何となく、カウンター席に座っている人をちらりと見る。
表情が無くなるのを感じる。顔面の筋肉が一気に硬直するのがわかる。理由は簡単だ。
私が引き止めた彼がいるからだ。
まじか〜。表情に出ずらいとはいえ、気まずい。相手は私だって、わかんのかな。
「どうも。」
私は愛想良く挨拶する。
まぁ、気づくことは無いだろうな。
「チビ太さん、おでんってお持ち帰り可能っすか?」
「おう!できるぜ!」
チビ太さんはそう言ってある程度のおでんを器に入れてくれた 。
待て、器どっから出したんだよ。
まぁ、めんどくさいからツッコミは入れんけども。
「いくらですか?」
私がそう言うと、チビ太さんはかぶり降って遠慮する。
「せつちゃん、気にしなくていいんだぞ!?今日はサービスするからよぉ。」
チビ太さんは根っからの善意で私に良くしようとしているのはわかる。
「いやいや、払わせてくださいよ。」
「いいから、いいから、」
でもなぁ、なんて思ってカウンター席を見ると座っていた人達が下を向いている。
あ、そうだ。そんなにチビ太さんが嫌だと言うなら、こっちだって考えがある。
「お兄さんたちはさ、」
私が座っている人達に声をかけると、ビクッと体を硬直させる。
「今から私がお兄さん達の分のお金払うよって言ったら、こまります?」
私がそう言うと、お兄さんたちは下を向いていたのに勢い良く、私の方をむく。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!