テラーノベル
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saza
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水羽
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今日ラストの相続者は、また男性だった。七十代で、妙に若々しい。
「どうなさいました?」山富士門跡は聞いた。
「いやあ浮気がバレて、家中ハチの巣を突付いたようで…」男性は話し始めた。「相手の女性は単に茶飲み友達なんですけど、家内にバレた時に『あなた、私をバカにしてるの?』って凄い剣幕で、家内は彼女の年齢が気に食わないって言うんです。」「そんなに若い人何ですか?」「いいえ逆で、もう直ぐ90です。」「ええ!!」フルタといつの間に戻った黒木夫人が驚愕した。「うちのよりもよっぽど若いし、多趣味だし、話しが面白いんです。家内が私の知らないうちに、彼女の事を調べて、家に乗りこんだんです。」「そうしたら?」黒木が聞いた。「スマホに電話があって『変なバアさんが来てるわよ!』って言うんです。それを聞いて家内は頭から湯気が出たようで、玄関に倒れ込んで、彼女が救急車を呼んだんです。未だ入院中ですが、私には子供が3人いて、皆、既に四十代です。」と男性は続けた。「『お母様が可愛いそうだ。これをきっかけに財産分与をしろ』って。もうアタシは何も言えませんよ。」「いいじゃない、そのオバサンと再婚すれば…」黒木がまた出しゃばった。
「クロキさん!!」とたしなめる様な目で山富士は彼女を見た。
「まあ伺った感じ、その女性は人畜無害の様ですから、これはひとつご主人が奥様に謝ったほうが丸く収まるんじゃ有りません…?」
なんとなく全員が納得し男性はお布施で一万円置いていった。
コメント
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いやーこのエピソードめっちゃ面白かったです!!笑 浮気相手がもうすぐ90歳のおばあちゃんで、「変なバアさんが来てるわよ!」って電話するの最高すぎるでしょ😂 黒木さんの「そのオバサンと再婚すれば…」も山富士さんにたしなめられてるし、キャラの距離感絶妙…。 最後に一万円のお布施で収まったのも人間ドラマって感じで、すごく好きです🌱