そして時は過ぎ、高校 入学式
「ごめん。遅くなった」
条野と立原は、二人の家の近くの交差点で待ち合わせをしていた。
「別にいいですよ。立原くん」
高校に行く通学路
「いやーでも、同じ高校になるなんて奇遇だな」
「そうですね」
「確か、輝子さんと鐵腸さんも居るんだろ」
「はい。確か、同じ高校でしたよ」
「楽しみだな」
「えぇ。そうですね。でも、会う前に入学式がありますよ」
「あぁ〜。そうだった。校長先生の話、絶対長いよな。やだなぁ」
「確かに…。中学校の校長先生の話はすごく長かったですからね。少し短くなっているといいんですが… 」
「だなぁ」
私と立原くんは同じ高校に入学した。その高校には輝子さんと鐵腸さんもいる。私は、鐵腸さんが居るからと高校を選んだから、鐵腸さんと同じなのは必然なのだが…。立原くんは以外だったな…。最初は違う高校を選んでいたのに…。聞いてもはぐらかされるし。何ででしょうね。
話していると、高校についた。
「あっ、クラス分けの表がありますよ」
「ほんとだ。行くか」
「はい!一緒だと良いですよね」
「!…そうだな」
ニカッ、と立原は笑った。
「…あっ。あった。1-1ですね。立原くんは?」
「!俺も1-1!一緒だな!」
「フフ。そうですね」
1-1教室
「ここですかね…」
「そうだな」
「席は…1番前ですか…。しかも、アリーナ席」
「俺は1番後ろだ」
「結構離れましたね」
「だな」
、と話していると担任の先生が入ってきた。
「はーい。じゃあ席につけー」
「先生が来たみたいです。それでは」
「おう」
「よし!席についたな。じゃあ、まず儂の自己紹介からやるぞ。儂の名前は福地桜痴だ。剣道部顧問をしておるぞ。1年間よろしくな!じゃ、次に前から順に自己紹介してけー」
入学式も終わり昼休み
「やっと、終わったー!」
「長かったですね」
「だな。条野は部活決めた?」
「えぇ。もちろん剣道部ですよ。立原くんは?」
「俺も剣道部。一緒だな!」
おまけ
2日前 剣道部
「鐵腸。此処におったか」
剣道部の部室に居た鐵腸に輝子は話し掛けた。
「輝子さん。どうかしましたか?」
「もうすぐ条野達が入学してくる頃だと思ってな」
「!そうですね。」
フッと鐵腸は笑った。
「!鐵腸…」
「何ですか?」
「もしかして、貴様…いや、なんでもない…」
と、輝子は何かを言いかけてやめた。
「そうですか…?」
鐵腸は不思議そうにしたが、深く追求する事はなかった。
つづく
あとがき
今、思ったんだけど…隊長あんまり出番ないかも。すいません。後、立原くんの口調が鐵腸さんの口調にしか見えない。すいません。
此処まで見てくださりありがとうございました。では、また次回お会いしましょう。
コメント
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うわぁ、いいねぇ(ᯅ̈ )