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#7
😊「ぇっ?はい。」
…話の中心に居るのは紫恩。
…いつもだったら、僕の場所だったんだけどな…~
📕「笑だよね~」
…結局、相槌を打ったり、たま~に紫恩から視線がきたりするだけ。
…みんなも、紫恩に夢中だ。
…まるで、僕なんか居ないみたいに。
📕「!佐々木くんおはよぉ~」
📕「佐藤さんおはようございま~す!」
📕「…あ!ポチ~!おはよ~」
…顔馴染みの人に挨拶する。それが僕のルーティーン。
…”そんなこと”しか出来ない僕に
📕「…いい所なんて、あるのかな… 」
_気がつけば、もうすぐで学校だった。
😊「…」
ふと紫恩を見ると、頬がほんのり赤くなっている。
_途端、ハッとしたように口を開いた。
😊「ぅ゛…
…ごめん、先行く」
📕「_え?…うん、分かった」
🦈「…どうしたんだろうな」
🎤「…流石に質問攻めし過ぎた…?」
…いや、だとしてもあんなに顔が赤くなるなんて事はないんじゃ…?
👓「あ~確かに。…!そういえば、紫恩くんって質問攻めが苦手だったんだっけ…?」
🐼「え?そうなの?ぶるーく」
📕「…そうだけど…」
…!もしかして
📕「…熱、かも…」
🎤「…え?…そ、それ、やばくない?大丈夫かな…」
📕「多分だけどね…?」
📕「…頬がちょっと赤かったし…」
🦈「よく気づいたな」
📕「…あ…うん」
📕「まぁね!」
📕「おはようございま~す!」
🐼「おはよ~」
🎤「おはよう~」
「あ、おはよ~」
「ていうかさ~ぶるーく達、来るのめっちゃ遅かったね笑」
🐼「今日は6人で来てたんだよね」
「6人?後1人は?」
🎤「ぶるっくの双子。」
「へぇ~」
「…俺さ、見た事ないんだけどどんな感じなの?」
📕「紫恩は…」
お父さん似だからつり目で、頭が良くて、あんまり笑わなくて…
📕「…僕の真反対みたいな感じ…?」
「…へぇ…」
🐼「…あれ。そういえばさ、今日の朝図書委員会のプレゼンじゃ無かったっけ?」
📕「あれ?そうだったっけ?」
🎤「あ、確かにそうだったかも…」
🎤「えっと…?始まりが九時で、今が八時四十分だから…」
🐼「…後十分くらいしたら出ればいいかな?…先生、職員室にいるし。」
📕「…うん、そうだね」
…あれ
📕「…図書委員会って言った?」
🎤「うん、言ったけど…」
…図書委員って、紫恩が入ってるよね?
…でも、熱だと思うし…
!じゃあ…
📕「…紫恩、プレゼン出れない…?」
…図書委員の子達は皆、紫恩か委員長に聞いていたから、紫恩が出れなくなるのは結構ヤバいんじゃ…?
🐼「…!あ、そっか!紫恩くんて図書委員だったね」
「みんな~そろそろ出よ~!」
🎤「…あ、もうそろそろ出ないと… 」
📕「…紫恩…」
「~~笑」
二年生の教室は二階。
保健室は一階にあって、階段のすぐ近く。
📕「…!」
保健室の扉の前には、1つのシューズがあった。
📕「…やっぱり休んでる…」
🦈「!あ、ぶるーくじゃん。早くしないと遅れるぞ~」
いつの間にか、隣のクラスが後ろから来ていたみたい。
📕「うん、!」
体育館の扉の向こうには、既に図書委員が準備を行っていた。
…なんだか少し焦った様子。
📕「…やっぱり…」
…僕は何にも出来ない。
…けど、紫恩だったら、いい考えを思いついて皆を助けちゃうんだろうな…
今は八時五十八分。…後二分で始まる。
「…九時になりました。…では、図書委員の皆さん、よろしくお願いします。」
委員長「はい。委員長の、春波です。」
副委員長「副委員長の、萌結です。」
委員「委員の、高橋です_ 」
委員長「まず、私達は、12人の委員会で_」
「次に、図書委員からお知らせがあります。」
「〜日と〜日は、図書室はお休みです。ぜひ、図書館に来てみてください。」
…着々と進んでいて、一見スムーズそうに見える。
けど、後半に近づくにつれて、皆、焦りが滲み出てきてる。
…紫恩のセリフが、中盤〜後半にあるんだろうな…
「えっと、次は_」
バンッ
_突然、後ろの扉から大きな音がした。
「え?何何?_」
…皆の視線の先は1つ。
📕「…ッ…ぇ…?」
その先から出て来たのは_
😊「ッすみません、遅れました。」
頬を赤らめた、紫恩だった。
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