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yuyu_
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コメント
2件
きゃわいい!
読み終えたよ〜!!😭💕 すちの「嬉しいな」の呟きにじわじわ来た…あのスタンプのやり取り、絶対何度も読み返してるじゃん!? 夢の中でらんくんの手を取った瞬間、塵になる描写が切なすぎて胸がギュッてなった…「早く明日になってよ」が全部物語ってる🥺 そしてこさめ先輩登場!強引だけど愛されキャラすぎるw 最後の夏の一言「迷走しとる」に笑った〜! 次話も楽しみにしてます!ありがとうございます!!🌸
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すちは家に帰って自室に入り、スマートフォンの画面に映し出された通知を嬉し気に見る。
〈 また勉強会しようね。 〉
という文章を何度も読み返す。
今にでも飛び跳ねる勢いでベッドにあるクッションを抱き抱え、また文章を読み返す。
翠『 … 嬉しいな 。 』
小さな声でそう呟いて、スマホ画面のキーボードを叩く。
〈 うん 、また 勉強会しようね 。 〉
と短い文を作り送信ボタンを押す。
するとすぐに既読が付き、らんから可愛らしいウサギのスタンプが返ってきた。
〈 あれ 、それこの前 俺 が 使った スタンプ ? 〉
〈 うん 。可愛かったから 、すぐ買った 。 〉
〈 勧めてくれた すち に 一番 に 見せたくてさ 。ありがと 、ほんと これ 可愛い 。 〉
〈 そう 。それは 良かった 。 〉
すちは早々に会話の締めにとうさぎのgoodスタンプを送信した。
それに返ってきたのは可愛らしいうさぎが笑っているスタンプだった。
翠『 かわ ぃ 。 』
小さく漏らすその声の中には絶大な愛情が潜んでいた。
気付けばすちはスマートフォンを胸元に抱えて深い夢の中で彷徨った。
_
緋色の瞳に桜が宿った。
彼を眺めた。
彼を待った。
彼を好いた。
自分一人だけを好いてくれればいいのに。などという無謀な考えはしない。
でも、ただ少しほんのちょっとでいいから、
他の人よりも自分を好いて欲しかった。
今ならそれがどれ程難しいことなのか十分に理解できる。
翠『 らんらん っ ! 』
夢だとわかっているから彼の手を取った。
だけど彼は瞬時に塵と化した。
これが今の俺と彼の関係性。
距離を誤ればすぐに消えてしまう関係性。
それをわかっているのに縋る俺はどれ程見苦しいのだろうか。
今日も起きる。
また一日が始まる。
緋色の瞳から桜が消える。
すちは眉を顰めながらもスマートフォンの電源を入れる。
スマートフォンの画面には日にちと曜日、時間が映し出される。
今日は日曜日であるが、すちは土曜日に部活がなかった分日曜日に部活が入っていた。
翠『 今日 九時 からか … 。 』
翠『 あと 一時間 … 。 』
翠『 三時間 日なた は キツいな 、最近 暑いし 。 』
すちは気怠そうに身体を起こしカーテンの外の光を緋色の眼光に収めながら一人呟いた。
帰ってきたら何をしようかと考えを巡らせながら制服の袖に腕を通す。
翠『 ユニフォ − ム 汗 で ぐっしょぐしょ に なんの 嫌 だな 。匂いキツいし 。 』
大きな溜め息を吐いて綺麗に洗われたユニフォームを手に取った。
誰が見ても憂鬱そうに見えて、それでいて何か恋しそうな表情だった。
翠『 早く 明日 に なってよ … 。 』
表情に暗がりを宿しながらユニフォームの正面牡丹を締めた。
_
炎天下の土の上、疲れ切った身体を無理に動かして部室に戻るように動いた。
すちが部室に入った瞬間、むわんと鼻につく汗臭い匂いがした。
翠『 ぅわ くっさ … 。 』
_『 いつものことじゃん 。 』
強烈な匂いを嗅いだ影響で眉を顰めたすちに対し同い年の部員が今更だと言うように告げた。
すちは自身のロッカーからスプレーを取り出してユニフォームにふりかけた。
_『 お前 いっつも 着替えねぇよな 。 』
翠『 洗濯物増えんのめんどくさいんだよ 。 』
_『 え − 俺 そんなん 気にせんわ 。 』
翠『 そ 、じゃ 。も − 帰りま − す 。 』
すちは早々に話を切り上げ、手を軽く敬礼の形にし、帰宅するように動いた。
それを友人は『お − い!』と呼び止めすちの足取りを追う。
_『 この後 俺ん家でさ − 。 』
翠『 車 の 話 でしょ ? 却下 − 。 』
翠『 お前 と 車 の こと 話してたら あっという間 に 夜 が 更ける 。 』
_『 ぉ 、偶には嬉しいこと 言ってくれんじゃん ? 』
友人の提案をキッパリと断り、すちの好きな車の話題を出す。
友人はすちの言葉に満足した様子で軽く肩を組む。
翠『 偶には は 余計 。また 今度な − 。 』
_『 うっし きっまり − 。 』
翠『 ん 。 』
すちは友人の背中を小さく二回ほど叩き、少し離れてから拳を前に持ってくる。
友人は嬉しそうに満面の笑みを浮かべその拳と自分の拳をぶつけた。
_『 またな − 。 』
翠『 また − 。 』
門の前で別れの挨拶を交わし互いに手を振り合った。
二人は背中を向け合って逆の帰路を辿った。
翠『 ぁ 。 』
すちは見覚えのある背中を見つけた。
個性的な髪色をしているからわかりやすく明らかに目立っていた。
翠『 えっと 、雨乃さん ! 』
瑞『 ぉ わ ッ ! ぇ だれ 。 』
自身の名前が呼ばれたことに動揺した様子でこさめは後ろを振り返る。
数回しか会ったことがないからか、こさめはすちのことを覚えていなかった。
瑞『 … 、ぁ − ! らんくん の こと 好きな人 ! 』
翠『 大声 で その情報 を 人前 で 言うな ! 』
瑞『 いいところ に 来た すち ! 』
翠『 俺 先輩 ね ? 』
こさめは後輩が先輩に取るものとは思えない態度ですちのことを転がした。
こさめの言葉にすちがグルグルと脳を回しているとこさめは大きな手で抱えられた買い物袋をすちの目の前に持ってきた。
瑞『 今 から 昼ご飯なんだけどさ ! 俺 ご飯 作れないから 代わり に 作って !! 』
罪悪感など全くない笑みですちにその情報を投げた。
こさめは強引にすちに承諾させ、駆け足でこさめの家へ向かった。
一方すちはこさめのあまりにも強引な行為に気を取られ、電柱の影から覗く人影を見逃した。
_『 … … 。 』
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夏『 迷走しとる 。 』
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