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家
ふと、思い出した
夢で、腕の傷のことを言われたこと
あの時は、黒くてわからなかったけれど
今なら、きっと意味がわかるようになるかも
kn「腕…….」
服の袖をまくり、腕を見る
すると、そこには…..
痛々しい傷が、数箇所に付けられていた
kn「リストカット…..?」
俺は、なぜこの傷があるのかわからなかった
そういえばなぜ、俺は記憶がないのだろう?
kn「母さんに…..聞いてみようかな、」
そう思い、俺は母さんの所へ行く
kn「母さん、俺ってさ…..昔の記憶がないみたいで…..」
kn「何か知ってる?」
そう言うと、母さんは…..俺を睨んだ
母親「はぁ……めんどくさいわね、」
母親「せっかく、記憶を無くしたっていうのに」
kn「え…….」
俺は、信じられなかった
俺が記憶を無くしたのは、母さんの仕業だった
kn「なんで…..そんなことッ…..!」
母親「友達なんてもの作って、勉強せずに遊ぶのが許せないからよ」
母親「勉強してかないと、将来困るのはあなたよ?」
kn「でもッ…..俺は、きっとそんなこと望んでなかったでしょ、?」
母親「私が望んでいるのだもの、あなたの意見は関係ないわ」
kn「ッ…..!」
俺は絶望した
母さんは、こんな人だったこと
そのせいで、俺は…..なかむ達との記憶を無くしたこと
苛つきと、悲しみがぐちゃぐちゃになって
涙が止まらなくて、俺は
そのまま、家を抜け出した
_________________________
公園
nk「…….きんとき?」
kn「ぁ…..なかむ、?」
nk「目が赤いけど…..何かあった?」
kn「えっ、と……その、」
思い出すと、涙が溢れてくる
nk「いいよ、ゆっくり話しな?」
kn「……実はッ____」
nk「きんときのお母さんが…..」
kn「うん…..ッ、」
nk「あの人が厳しいのは知ってたけど…..流石にやばいな…..」
kn「俺ッ、そのまま家抜け出しちゃってッ、」
kn「どうすればいいのッ、」(ポロッポロッ
nk「…..ねぇ、きんとき」
nk「俺達の家来ない?」
kn「へ……?」
nk「俺達、シェアハウスしててさ」
nk「いつか、きんときも呼ぶつもりだったし」
nk「どう、かな…..?」
kn「…..行くっ、!」(グスッ
nk「!」
nk「じゃあ、行こっか!」(ニコッ
なかむの笑顔は、太陽よりも眩しくて
そして、暖かい