時間の都合上
sern要素は次回になります🙇♂️
スタート
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兄に対してついたため息 ……
そう言った理由を 、話したいとおもう 。
兄ちゃんは優しい 。
少し負けず嫌いなところもあるけれど 、
そんなところが兄ちゃんって感じで好きだ 。
ただ 、最近の兄ちゃんの目を見ていれば分かる 。
兄ちゃんは 、俺の虐待に気づいている 。
「 チッ 、何年俺が弟やってきてると思ってンだよ … 」
最近の兄ちゃんは 、優しいけど 、優しくない
俺が信用しきっていたあの目も 、
父さんとは違う頼れる背中も 、
安心できるあの声も 、
「 全部なんか 、ちがう ….. 」
今の目は俺を変な目で見ているような気がして家の中でも安心できない 。
あの背中も父さんそっくりだったし 、
最近の兄ちゃんの声は 、兄ちゃんじゃないみたいだった 。
こんな些細な変化にも気付くほど俺は兄ちゃんを気にかけていたし 、兄ちゃんも俺を気にかけていて 、いつか虐待に気づいて一緒に逃げ出してくれるような気もしていた 。でも 、それは期待しすぎていたのかもしれない 。
ただ 、それに気付くともう俺に逃げ場はないような気がして 。
唯一の光が閉ざされたような気がして 。
そんなこと 、考えたら酷く落胆してもう戻って来れないような気がするから ── 。
だから俺はもう 、なにも考えず 、
ただ単に 希望をもつことにした 。
そうしたら 、アホんなったみたいで 、まだ救いがあるように感じたからだ 。
でもまあ 、こんなもんか 。
俺が兄ちゃんを信用していただけで 、兄ちゃんはそうじゃなかったのだ 。
もう 、それでいい 。
沢山の綺麗な花の中で 、1輪 、たった1輪だけ汚い花が枯れていても太陽が無視をするように 。
こんな広い世の中で俺1人になにがあろうとも 、神は見てくれない 。
そう思うことにした 。
そうしたら 、自然と楽になった 。
呼吸が 、しやすくなった 。
「 ちょっと前は息 、してないような感覚だったのに … 」
空気を吸っても吸っても 、心臓まで届かないように感じていたあの頃とは 違う 。
「 呼吸って … こんな簡単だったんだ 。 」
これから起こる予想外の展開にまだ気づく余地もなく 、俺は久しぶりに深くふかく息をして 、たっぷりの酸素を心臓に送ってあげた 。
──────
一旦終わり
一応毎回1000文字以上は書いてるんですけど 、こんな短い作品のために広告一々見るのめんどくさいって方がいたら文字数増やすので教えてください 。
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