やっとsern要素アリです (今回は少しだけ)
正直ストーリー的にBLいらないなと思ったんですけど腐ルーロックでタグ付けしてるのでBLで物語考えます ︎^_^
スタート
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いつものように殴られ、兄ちゃんが帰ってくる前に乱れた服や部屋を片付けていた 。
本当に 、いつもと変わらない日だった 。
ただ1つ変わったことと言えば 、家にいても呼吸が楽になった 。
たったそれだけだった 。
「 寝るか ー 、、 」
夕飯を済ませ、1人で風呂に入り、歯磨きを終わらせ 、ベッドに入る 。
夏に向かって段々と暑くなっていくけれど 、
俺はまだ冬用のふかふかした毛布を
顔まで被っている 。
視界がぼやぼやする 、
これはもうすぐ眠りにつくときの合図だった 。
もう寝る 、眠ってしまう 、
そう思っていた時に …
キキ ー ッ …” ))
俺の部屋の扉が開いた 。
なるべく ゆっくり 、気付かれないように扉を開けているつもりだろうけど 、少し古びた扉はお構い無しに高く震えた声を出す 。
しかし 、こんな時間に人が来るのは初めてだ 。
びっくりして目が冴えてしまっているけれど 、
どうしても起きていることはバレたくない 。
こんな時間になんだよ 、と思いつつも
目を静かに閉じ 、寝ているフリをした 。
「 …凛 」
正直 、母だと思っていた 。
殴り足らないと 、俺の部屋に来て暴力を振るうのだと 。
しかし 俺の名前を呼んだ声は低く 、
ただ 、声変わり途中なのか少し苦しそうに掠れた声を出す 、兄の姿があった 。
本当の事を言うと 、起きてしまおうと思った 。
兄ちゃんなのに 、俺が唯一信用していた人物なのに 、身体はビクとも動かない 。
ああそうか 、
もう 、信用していなかったのか 。
そう思うと身体だけでなく心まで凍りついたような感覚になって 、身動きが取れない 。
「 凛 …? 」
起きているのか ?と聞くような 、優しく 、でも少し警戒しているような声で冴が聞く 。
俺はなにも答えなかった 。
それが 、間違いだったのだと思う 。
「 ….. 」( 触
… は?
兄の柔らかく 、でも少しごつい手が 、
猫を優しく愛撫するように俺を撫でる 。
その撫で方は 、少し気分が悪かった 。
「 … 、ハァ ッ 、」( 撫
兄ちゃんの息が荒い 。
俺も急なことで緊張していて呼吸が浅く 、どちらが呼吸をしているのかは全く分からない 。
多分兄ちゃんも 、もう俺が起きていることには気付いている 。
それでも 、冴は手を止めようとはしない 。
ただ 、その状況もあまり悪くないと思っている 。
何故なら 、俺は今 、この状況に酷く興奮しているからだ 。
暗闇の中 、2人の体温で冬用の毛布がいらないくらいに 、あつくなっていたと思う 。
これから起こる出来事に全て身を委ねようと頭を回しながら 、ずっと1人で寂しかった身体と心は既に溶けそうだった 。
でも 、同時に 、
大切なものが壊れる音がした 。
パチンじゃなく 、ドッカーンって 。
本当に 、兄とこんなこと …… ?
頭は全く働かなくなっていた 。
────────
一旦終わり
見て下さりありがとうございました ︎^_^
いいねやコメントが励みになっているので 、
思ったこと 、感じたこと アンチでも構わないので教えてください 。
今のところ週1ペースで投稿していますが 、
新学期のテスト等で忙しいだけなので
どんどんペースをはやくしていくかもしれないです 。
次の投稿も楽しみにしてもらえると嬉しいです 。
コメント
11件
凄く素敵です⋯⋯。 BL要素無くても良いと思っていたのですが、あったらあったで美味しいですね。 文章一つ一つが綺麗な表現で、とても尊敬します🥺✨ テスト等、頑張ってください、! (長文失礼致しました〜)
あ、うんすき続き待ってます
神ですね 冴さん大丈夫か?りんりんはりんりんで可愛(((殴私が体調悪くなったのでご体調に気をつけてくださいね(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”