コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
これは一人の少女の物語。
この先の結末に関係のない物語。
その少女には名前があった。
『マリ』それが少女の名前。
マリはいつも一人だった。
周りはみんな楽しそう。
友達がいて、家族がいて。
それは、マリにとって欲しいものだった。
ただ、そんなマリには力があった。
『様々なモノを作る力』
これが、マリの持っていた力。
しかし、作れないものが一つだけあった。
それは、感情。
多くの生き物が持つ感情。
それを作ることはできなかった。
しかし、それでも良い。
話し相手がいればそれで良い。
あるとき、壊された。
話し相手が壊された。
笑われて壊された。
大切なものだった。
そこから先の記憶は定かではない。
周りにはほとんど何もなかった。
しかし、新たにできたものもあった。
それは、感情。
マリに感情が芽生えた。
それからマリは、眷属を6体作った。
そしてマリはこう名乗った。
「エンビィ」と。
マリいや、エンビィは突如現れた勇者によって、
封印された。
そして、エンビィの眷属は洞窟に封印された。
後にダンジョンと呼ばれるようになった。
これは、ただの物語。
この先の結末に関係のない物語。
〜つづく〜