TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する














この試合、一番勢いのあるサーブだった。


風を切って俺の横を通った。



すると、




「 しっかり、使ってや。 」




木萩君はレシーブで受け、漱が居る方へ少し高めに返した。


漱からして丁度真上。


それは一番漱がコントロールしやすい、場所。




「 木萩君ナイスレシーブ! 」



草ノ瀬君と俺。同時に踏み出した。


草ノ瀬君の方が漱に近いし真ん中。クロスも決めやすい。


だけどさっき二回も漱は草ノ瀬君で速攻を使った。


確実に警戒されてる。



「 センター!ブロック三枚! 」



判断ミスったな。


今の漱の顔、


「辰、速攻を上げるから楽しみにしとき」


みたいな顔。気色悪い。ほんと。










一発、決めたるか。










「 辰ーー!! 」


「 わざわざ言わなくても分かるっての 」


手に力をしっかり込めて。ジャンプの頂上から打ち落とす。


ピーッ。笛の音がした。


「 よっしゃーーー! 」


ガッツポーズでこっちを向く。


















燕帝山 高校 排球部 の 日常

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

36

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚