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放課後の校舎。
にゃぽんは廊下の隅で、怪しい動きを察知する。
「…ふふ、また兄たちに見せ場を作れるかも♡」
心の中では完全に腐女子モード。陸や空、海の絡みを妄想してにやにやが止まらない。
空は後ろで肩をすくめ、苦笑しながら言う。
「また楽しそうだな…にゃぽん」
陸は眉ひとつ動かさず、静かに前を歩く。
「…いつものことだ」
海は冷静に周囲を分析する。
「論理的に、彼女が先に動く方が効率的」
にゃぽんは小さく息を吐きながら、空をちらっと見て妄想を膨らませる。
「ふふ、兄たちと…あぁもう♡」
⸻
その瞬間、低く丁寧な声が響く。
「……もし、これ以上のご無礼がございましたら、私どもが直々に対処させていただきます」
日本だ。
声のトーンは低く、穏やかで謙虚。威圧感はないが、言葉遣いは丁寧で礼儀正しい。
三兄弟は慣れた様子でうなずき、何も驚かない。
空は軽く肩をすくめて笑う。
「はいはい、またいつものやつな」
陸も拳を握らず、海は淡々と状況を整理する。
にゃぽんは内心で悶えながら、妄想をさらに膨らませる。
「きゃあ…日本も謙虚で素敵…兄たちと絡むともっと…♡」
⸻
にゃぽんは敵に近づき、一瞬で封じる。
「ふふ、これで私の出番は完璧ね♡」
空は後ろで思わず笑う。
「…毎度ながら楽しそうだな」
陸は微動だにせず、海も淡々と見守る。
日本は静かに一歩前に出て、低く丁寧に告げる。
「……これ以上のご無礼は、私どもが慎んでお止めいただきます」
三兄弟はそれを当たり前のように受け流す。
にゃぽんは背中を見ながら、胸の内で悶え笑い。
「やっぱり、兄たち最高…♡」
⸻
数分後、事件は終わる。
にゃぽんは得意げに胸を張り、空は肩をすくめて笑う。
「ふふ、やっぱり小悪魔すぎるな」
陸は拳を下ろし、海は冷静に整理する。
日本は低く謙虚な声で一言。
「……私どもが皆様をお守りさせていただきました」
三兄弟はもう驚かず、当たり前のように頷く。
にゃぽんはその背中を見ながら、さらに腐女子妄想を膨らませる。
――これが日家の日常であり、最強兄弟+腐女子妹+謙虚な弟の関係だった。
れもん
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