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細かい設定
元貴達が居る国は花の力、音の力、守の力を持つ者が代々1人ずつ居る。
この世代の花の力を持つ者は藤澤涼架、音の力は若井滉斗、守の力は大森元貴
国は3つに分裂し、前の世代では頻繁に戦いをしていた
3人とも自分が持つ魔法で人を傷つけたく無い、と思い幼い頃から戦いはしないようにしていた。
周りの大人達からは、自分らの土地を広げる為、滉斗と涼架に守の力を攻めろと15歳の時に言われた。
?「元貴くんっ」
m「えっ、」
そこに居たのは、見覚えのある綺麗な人だった
鈴架さんに似ている
というか、そっくり
なんで?鈴架さんではない?
グワン
突然目眩がした、誰かに頭を操られるように
「りょーか!あそぼ〜」
「もとちくん!いーよー!」
「もとちじゃないよ!もとき!」
「へへっかんじゃったぁ」
何これ、今の僕じゃない、この時代の大森元貴さんの記憶?
りょーかって言うのは、幼馴染って事?
だから最初逃げたのか、
記憶がフラッシュバックしたんだ
r「元貴、あの時魔法を使ってごめんなさいっ」
r「怖くて、手が動いて、そのまま、」
グワン
「もう、一緒に居られないんだよ!」
ドサッ
「元貴!?ねぇ、聞こえる?」
「ごめんっ!」
「ねぇ!」
まただ、
この国で不思議力を持ってる3人のうちの1人?
とりあえず、傷の手当てしないと
m「どこが痛む?」
r「足首…。」
m「わかった、軽く水で流すから染みるかもだけどちょっと我慢して」
r「ありがとう」
僕はそんなに手先が器用な方では無いけど、この世界の僕が得意なのか手早く手当てができた
m「よしっ出来た」
r「昔もさ、初めて会った時もこうだったよね」
r「親と喧嘩して、私たちはこの街に入っちゃいけないのに逃げて来て、」
r「そしたら怪我しちゃって、普通なら関わっちゃいけない物同士なのに元貴くんは助けてくれて」
m「そうだったんだボソッ」
r「滉斗と元貴くんとわたしは親から絶対に関わるなって」
r「と言うか、1番関わっちゃいけないしさ」
r「でも皆、そんな決まり嫌って反抗してここに集まって遊んだよね」
r「滉斗、何してるかなぁ」
r「今は引き離されちゃったけど、元貴に会えてよかったニコッ」
m「///」
r「また会いたい」
m「うん。」
りょうかと別れ、家に帰る
わからない事、不思議な事が多すぎて情報処理がしきれてない
この世界の大森元貴の人物像もイマイチつかない
何年も家の中に居たらしいから部屋の中に何か手掛かりがないか探してみよう
りょうかが誰なのか、滉斗..?さんは何者なのか
m「ただいま帰りました」
/「おかえりなさいませ、元貴様」
/「お散歩はいかがでしたか?」
m「空気が気持ちよかったですニコッ」
/「それは良かった、お疲れでしたらお部屋でゆっくりなさってくださいね」
m「ありがとうございます。」
ガチャン
部屋に戻るとやっぱり品のある物ばかり
一つ一つが華やかで、見たことのない物ばかりだ
どんな物が入っているのだろう?
近くにあった引き出しを開けると一冊のノートがあった
どうやら日記のようだ
表紙の文字は幼く、小さい頃に描き始めた物だろうかわいらしい字が特徴的だった
◯月×日
きょーは、ぼくくらいの女の子がけがして泣いていたからたすけてあげた
りょうかっていうなまえの子
かわいくて、たのしかった
おかあさんとおとうさんにバレたらおこられちゃうけどまた会いたいな
△月◯日
きょうはね、りょーかとあそんでたらひろとって男の子がきて、おはなしした!
ひろとくんはね、びわ?っていうがっきができるんだて!
きいてみたいなー
さんにんでお友だちになったよ!
そこには、りょうかのと滉斗がでてきたやっぱ幼馴染なんだ
1日刻みに、思い出を書いていて
3人でして楽しかった事、面白かった事、悲しかった事
子供なりの感情で一生懸命書いていた
⬜︎月×日
今日で僕らも15歳
あっという間だな
3人で隠れて話して
楽しかったなぁ
△月◯日
居なくなっちゃった
ちっちゃい頃からずっと一緒なのに
1週間前から会えなくて
使用人に聞いたら
「会えない」
「ごめん」
って言ったきり
酷いよ
寂しいよ
逢いたいのに
魔法なんて、使わないって決めたじゃん…。
「裏切られた」
その頃はそう思ってたんだろう
2人が居るだけで、存在するだけで
生きる痛みを思い知らされたんだろう
でも、今日りょうかに会って思った
自分の意思でした事じゃないんじゃないか?って
滉斗さんもそうじゃないかって
話さなきゃ
今の僕にはこの時代の大森元貴さんの気持ちは完全にはわからない
でも、
今の僕だからできる事だってあるかもしれない
明日話に行こう
いや、
今日、今日いかなきゃ
また明日会えるからいいやって思ってたら何一つも学んで無いみたいだ
ガチャン
m「ちょっと行ってくる!」
/「えぇっ、あぁいってらっしゃいませっ」
タッタッタッタッ
next…。