告白現場に遭遇。ーワンピースー
エース
夕日が照らす教室。 頬を染めた可愛らしい女の子と、女の子の目の前にいる1人の男子生徒。🚺「…好きです。付き合ってください」聞きたくもないそんな言葉が私の耳へと流れ込んでくる。🌸『っ、…』彼はどんな返事をするんだろう。断ってほしい、そんなことを願う私は最低な人間なのだろうか。🚺「返事、聞かせてください」追い討ちをかけるように女の子は彼に聞く。🌸(お願いだから断って、)そんな自己中な願いは叶わなかった。「…俺でよければお願いします」🌸「え…」女の子は顔を明るくさせ、喜んでいた。一方の私はきっとひどい顔をしている。きっと応援できない、だって本気で好きだったから。私はすくむ足をなんとか動かし、その場を離れた。
🚺「付き合ってくれてありがと〜!これでちゃんと🚹に伝えられる!」
ルフィ
🚺「ずっと好きでした。」聞きたくもなかったその2文字。忘れ物を取りに行こうとしたらこのザマ、笑えるよね。私があの子より早く告白してたらもしかしたら付き合えたのかな。🚺「ずっと、好きなの」あーあ、私よりあの子の方が可愛いし優しいし。まるでヒロイン。それに比べて私は、いつまで経っても行動できなくて関係が崩れるのが怖くて行動できないただの弱虫。彼の返事が怖くて足がすくむ。「おう!いいぞ!」🌸『…』🚺「本当?!やったぁ!」女の子の喜びの声とは裏腹に私は真っ暗闇のどん底に落ちた気持ち。失恋ってこんなに辛いんだ。カタッ…思わず音がなった。「ン?そこに誰かいンのか?」まずい、ルフィが近づいてくる。ここはもう、自分の気持ちを晒すとき?。「あ、ぇ…🌸?」🌸『や、やっほ…ルフィ、笑』「今の話、!!」焦るよね、そりゃ。盗み聞きしてたも同然だし。🌸『うん、聞いてた。おめでとうルフィ』「え」応援するのって辛いな。けど、これでもう諦められる。🌸『ずっと好きだったよ、この世界で1番!笑』上手に笑えたかな。
「俺は_____」