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この神話は本家にはありません。
third-dreamsで触れられる可能性があるかも
遥か昔、我々が住んでいる世界とは違う別の世界が存在していた。
その世界の名は、ヴォルハルと呼ばれていた。
そのヴォルハルには、今や無き種族が存在した。
その名はシヴェトという種族。
シヴェトの者は私達の能力はもちろんのこと、魔法や超能力をいとも容易く使用し、さらには神のような力を持つ者も存在した。
彼らが戦えば必ず勝ち、力を使えば敵を全滅させる事さえも簡単だった。
だがヴォルハルには、年に一度に厄災が降りかかり、ヴォルハルが消えてしまうのではないかとシヴェトの者は恐れていた。
そんなある日、天からラトヴィアと名乗る神が降臨した。
そしてシヴェトの者達にこう言った。
ラトヴィアは海の中央に塔を建て、その塔に剣を置いた。
その剣の名は、ジヴァの剣。
剣を置かれた塔は、青色に輝く光を上空に放たれ、それ以降厄災が起きなくなったという。
シヴェトの者達は喜び、ヴォルハルはさらなる領地を拡大していった。
しかしある日、謎の魔術師が塔に向かうと宣言した。
それを聞いたシヴェトの者は、塔へ向かおうとする魔術師を阻止しようと動いた。
だが魔術師は、立ち向かうシヴェトの者を蹴散らし、ついには塔へ辿り着いたのだ。
剣が消え去った塔は光を失い、見る見るうちに崩れ落ち海の中へと帰っていった。
ラトヴィアは、剣を奪った魔術師にすさまじい怒りを出し、未来の終焉を呼び出しヴォルハルごと魔術師を消し去ろうと行動したのだ。
ついに未来の終焉が到来し、ヴォルハルの空には大きな暗闇が覆い、天候は悪化し、一瞬の内にヴォルハルは地獄と化してしまったのだ。
だが……既に魔術師はヴォルハルから逃亡し、クルシフィクスへと行っていたのだ。
ジヴァの剣を奪った、名もなき魔術師。
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