藤澤「んー、まああるのはある、けど、」
2人に引かれたら、ミセスを辞めなきゃいけなくなるかも。そう考えると、涙が出てきた。そんなことになったら、生きていけない。
大森「ありゃりゃ…大丈夫、大丈夫」
若井「急に聞いちゃってごめんね。焦らなくていいよ」
2人が優しく背中を撫でてくれる。もう言っちゃおうかな。きっと、この気持ちを押し殺し続けるのは無理だろうし。ここで引かれたら、もう辞めよう。この気持ちに、自信持っていいよね。これが、最後かもしれないんだし。
藤澤「2人とも、離れていっちゃうかもしれないけど…」
若井「そんな事ない。絶対。」
大森「うん。ないよ。約束する。」
藤澤「…あのね、僕、」
手が震えて、涙が止まらない。これを言ってしまったら、今までの関係は終わる。どうなったとしても。
藤澤「2人の事が、ぅ、」
若井「うん、?」
大森「どうしたの?」
2人が手を握ってくれて、優しく笑ってくれる。
自信持て、僕。この気持ちは嘘じゃない。
藤澤「僕、2人のことが、好きなのぉ…」
若井「うん。俺も大好き。」
大森「俺も好きだよ。不安になっちゃった?」
2人とも、勘違いしてるよ。恋愛的に、好きなんだよ。もうこれ以上言いたくないような気もするけど、もうしょうがないよね。
藤澤「違うの。僕の好き、は恋愛の方で、その、デートとか、キスとか、 し、したいってことだよ?」
若井「ん?俺はそーゆー意味かと思ってた」
大森「俺もそうだと思ったんだけど… 」
え、じゃあ、両思いってことであってる?ん?どうなってるの??僕の頭はパニック状態で、なにがなんだか分からない。
藤澤「へ?でも、2人は」
大森「俺若井のこともともと好きだよ?」
若井「俺もそーだけど…もちろん涼ちゃんもね、」
藤澤「え、じ、じゃあ…」
若井「3人でお付き合いってことか」
大森「お互い好きなんだもん、そうなるよね」
若井「じゃあこれからよろしくね、恋人さん」
藤澤「よ、よろしくお願いします…」
大森「ふはっ、涼ちゃんなんでそんな固まってんのさ」
若井「俺たちのスタンスは俺たちが決めるって、そうやってやってきたじゃん」
大森「お互いがお互いを好きって、こんな素敵なことないよね」
2人ともすごく幸せそうで、僕の心もポカポカで暖かかった。
大森、若井「俺たちなら、大丈夫」
今なら胸を張って言える。2人を好きになってよかった。2人に愛されているって、すっごく幸せ。そりゃ不安はあるけど、僕たちミセスは最強だもんね。
藤澤「ありがとう!2人とも、大好き!」
嬉しくって、とんでもなく幸せで、2人を思いっきり抱きしめちゃった。
皆様…なんでこんなにコンパクトになるのでしょうか…4話ぐらいだと思ってたのにーっ!
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