こちらの話は2話となっています。
💙❤️ R無し
「相変わらず行動早いなぁ…」
「…」
「で、阿形何かあったんですか?」
「あー、、、 」
気まずそうに俯く阿形を見ると、なにか聞く気にはなれずまた今度でいいかと口を動かす
「…言いづらいのなら無理強いはしません。また何かあれば、」
「…きっつん!!!」
背を向けフリの続きを確認しようなんて考えながら足を進めようとすると先程までのいつもより小さい声が打って代わりスタジオに響く
「ぇ、あはい、?」
「っ、、今日、夜空いてるでしょ、!飲み行こ!」
そんなこんなで、ジムの後に会うことになったが…
場所が明らかホテル街の近くの待ち合わせだ。
過去飲みの勢いで先輩と共に来たことがある飲み屋周辺、その先輩は風俗なりによく行く先輩だったもので未だにそれを鮮明に思い出せる
「きっつん!」
「阿形。おつかれさまです」
「そっちこそ〜さ、飲も飲も」
居酒屋の席に向かいすぐ目に入る席に腰を下ろす
それに合わせたように向かい側に阿形も腰を下ろす
「ビールでいいですか?」
「あっうん。ありがと」
「いえ。」
食べるものもちょくちょくと選んで店員を呼ぶ
「生2つと…」
その後に続く言葉に店員は頷き注文を繰り返す
これでいいと判断を持ち首を縦に降るとそそくさしたように厨房に戻っていく
「にしても、どうしたんです?あそこまで大声出して誘う理由があったので?」
「…あ〜、、えっと、まぁまぁ…そゆときも、、ね」
目を見つめド直球に言うと歯切れの悪い返事、いや返事なのかも分からないが目を合わせるわけでもなく、どうしたものか。 あまりにもはギレが悪く意図せず笑いがこぼれる
「ふは、歯切れ悪いですよ。」
1日待ちますからと言うと阿形の顔はさらに複雑に眉をひそめる 正直こちらとしたって気が気でない。早く答えを聞きたいがさすがに彼氏相手に無理強いはできない。
「…ごめんね、酒体に入れないと無理かも。酷い顔させちゃってるわ。」
「、、そうでしたか。失礼しました」
そんな気だるい空気を抑えるように音を立ててジョッキが目の前に出てくる お待たせしました。ごゆっくり。 そう笑いかけられ礼をしてジョッキを受け取る
「さ、!乾杯しましょう!」
一言零しガラスが重なりさわやかに音を立てる 口にビールをぐっと一気に流し込みジョッキを出した時には3分の1が減っていた。 目を阿形に向けると自分よりは少なくともいつもより多くの量を口に運んでいた
「ぷはっ、」
そう声をこぼし目が合う
「ジム終わりだとやはり美味しいですね。」
「そぉだね、練習終わりの酒最高」
「飲みすぎないでくださいね?」
「飲み過ぎる予定なので面倒見て」
「なんですかそれ」
柔らかい笑いが場をつつみさっきとは空気がガラリと変わる。 今の自分には酔ってしまうほどふとやわらかく笑う貴方が胸を締め付けてくる彼の顔は今まで無いほど愛らしい
「…俺が酔って甘えたら、おそう?」
ふにゃりと笑いかけいつも聞くことない言葉を唐突に投げかけられる 飲み物を吹き出すのを必死に抑え飲み込み、話を紡ぐ
「理性が保てば襲いませんよ…」
「ふへ、そっか」
なんなんだこの人は、酔っていないだろうにそんな言葉を投げかけるなんてどうかしてるだろう、いや、お互い様なのかもしれない
自分だってこの時間が続けばいいと思ってる節があるのだから。この一瞬の貴方への酔いをまだ持っていたい
続く
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前にあげたのがもう20いいね超えててビックリしました笑
嬉しい事ですね。閲覧ありがとうございました
まだまだ続きますので!楽しみにしてください
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