※ 92名呼びです。
とある世界会議にて、日本を見るなり、名を大声で呼び、日本が振り返った瞬間に ハグ! と抱きついて、彼がどの様な反応を見せてくれるのかを、毎回楽しみにしているイタリアは、初めて会った時のように、慌てふためく姿はもう見せなくなったが、けれど、頬を赤く染め、震えた声で
「 失礼します … ! 」と俺を抱きしめようと、手を俺の背中へ回した。完全に日本に抱きしめられた瞬間に俺は、日本に強く頬ずりをして、日本は俺を驚いたような目で見たけれど、でもその後にふふっと小さく笑った。
「 イタリア君と日本君、仲が良いね ~ 。羨ましいなぁ ~ 」
「 ロシア ! そんな如何わしい目で我の日本を見るなある ! 」
「 中国、お前何言ってんだよ、そう言うお兄さんは、日本はお兄さんと|特別な仲なんだよ ♪ 」嘲笑うように、話へ入って来たフランスによって、会議室に、戸惑いと怒号のが響き渡った。
「 お、おま … 日本、 … 浮気 …してるのか … ? 」
イギリスが漸く口を開いた瞬間、会議室がさっきより更に騒がしくなった。なぜかと言うと、イギリスは、日本に抱きついていたイタリアを剥ぎ取り、まるで上書きするかのように、日本へ抱きついたからである。
「 否 … イギリスさん、あの、私、イギリスさんと御付き合いした覚えは無いのですが … 」
「 あの時の約束は嘘だったのか … ? 」
「 えと、その … 」色々な国々が此方を見つめながらヒソヒソと話し始め、完全に注目の的になっていた。
「 Hey !! |Japan !!! 」バン と言う音と共に扉が勢い良く開くと、そこにはアメリカが此方を凝視していた。
「 ァ、ァ、アメリカ … さん 」頭が真っ白になり、言い訳に使えそうな言葉が上手く出て来ず、そのまま一時の時間、気まずい空気が会議室全体を包み込む。
「 イギリス ? 俺のJapanに何抱きついてるんだい ? 俺は何一つ許可していないんだぞ 」
「 ふっ … 日本はお前みたいなお子様には興味が無いってさ 」 状況的に、板挟みになってしまっている日本は、誰かに助けを求めて周囲を見渡すと、ドイツと目が会い、その後、何とかドイツのお叱りにてこの場が収まった。
fin .
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ハグがバグに見えるのは私だけですか…?(もし間違いであればすみません)