テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

SnowMan BL♡ (重々)

一覧ページ

「SnowMan BL♡ (重々)」のメインビジュアル

SnowMan BL♡ (重々)

3 - 第3話いわふか 〜妄想と真実〜

♥

1,063

2024年02月22日

シェアするシェアする
報告する

SnowMan BL

いわふか💛💜


⚠️地雷さんや苦手な方は今のうちに戻って自己防衛お願いします🙇















〜妄想と真実〜


In the hospital




🖤あっ、すみません。今日も面会って出来ますか?

看護師:はい、大丈夫ですよ。

🖤ありがとうございます ニコッ



🖤最近の様子って大丈夫ですか?

看護師:今のところは変わらずですかね、、

看護師:でも目黒さんが毎週来て下さるから、きっともうすぐ良くなっていくと思いますよ!

🖤ははっ、、(苦笑)

🖤そうだったら良かったんですけどね、、


















看護師:コンコンッ。 失礼しまーす。目黒さんが来てくれてますよー


ガラガラッ、、、🚪


看護師:どうぞ。

🖤ありがとうございます。










💜、、、、、





彼は少したりとも動かずじっと窓の外を見つめている。

今日も、先週も、、先月も、、、、

ここに来てからずっと。


彼はもう俺に心を向けてくれない。

彼の目には何が写っているんだろう。何を考え、何を感じているのか、、もう何も分からない。





🖤、、ふっかさん。おはよう。

💜、、、

🖤あ、お花枯れちゃったね。次新しいの持ってくるよ。

🖤もう朝ごはんは食べた?よく寝れた?

💜、、、

🖤っ、、、




もう俺を怒ってよ、責めてよ、罵倒だったっていいよ。

だからこっちを向いて、声を聞かせてよ。

ほんの、ほんの、少しだけでいいから、、


今、俺の目に映るふっかさんはもう植物かなにかのよう。






まだ忘れられないの、、、?





















🖤、、岩本くん。


💜っ、、、!!!(振向)

💜、、、ぃ、ひ、かる、、、?






勢いよく振り向いた彼。

大きく開いた瞳、半開きになった口元、すぐにでも動き出しそうな指先、、、



まだ、あの人を求めるているんだね、、


ふっかさんが唯一反応してくれる名前。

俺はどうすればいいんだろうか、真実を話すべきなのか、彼に嘘をつき続け欺いたまま生きているべきなのか、、、



きっとまだ彼の瞳に俺は映っていない。

俺の存在の向こう側に、もう会えない愛する人の影を見つめているんだろう。

もうその心の隙間を埋めるものは無い。














俺らが彼を失ってから3年、彼が愛する人を失って早1年。


俺たちは、、どこから道を踏み間違えてしまったのだろうか、、、





























ーーーーーーーーーーーーーーーーーー




One year and two months ago…

In Hikaru’s house.
















パンッ、、、!!




















部屋中に響き渡る耳を刺すような音。

音が反響して、彼の声が何も聞こえない。



頬がじわり、じわりと、熱くなる。

目線が下向きに傾いていく。



あぁ、俺また叩かれてるんだ。

いや、叩いてもらえてるんだ。

















💛、、、ぇ、ねぇ、ねえ、なんで、、?

💛なんで、まだ分かってくんねーの、、?


💛ずっと言ってんじゃん、、ずっと、ずっと、、!!

💛なんで俺以外がふっかに必要なの、?

💛、、要らない、全部要らない、、!!ふっかが俺以外に割く時間なんて全部必要ないだろ、?








彼の大きな手がまた俺の顔に近づく。

震えた指先、噛んだせいでがたがたな爪。


















あ、これ首だ。締められる。















💛はぁ、っ、、ねっ、ねぇっ、って、、、答えろよ、早く。

💛答えろって言ってんだろ、??(力強)










強く、強く、首が絞められていく。

彼の腕には血管がこれ以上ないほど浮き出し、鍛えられた筋肉に力が込められていく。


だんだんと、意識が遠のいていく、、、

でもこんなとこで死ねない。そんなのつまんない。









💜、、ぃ”、ぁぅ、ひ、ぁ”、、ひか”ぅ”、、っ”

💛、、、っ、?

💜、っ”、、ぃ”ぁ”っ、ひかっ”、、!

💜、、、トンッ、トンッ。(手叩)





💛っ””!!!!! バッ!!(手離)

💛ふ”っかっ””!!!! ギュッ(抱擁)


💜ぁ”っ、、はあっ、、はぁ、ぅ、、ぁ、

💜、ぁ、だいっ、、だいじょぶ、、、だいじょ、ぶだから、、、












あぁ、この温もり、香り、大きな体、落ち着かない呼吸、涙が溢れそうな瞳。

全てを愛せざるおえない。



彼は不安に駆られている。

俺が彼の手の内から消えてしまうんじゃないかって。

誰かに俺が浮気でもして自分を見てもらえなくなっちゃうんじゃないかって。

そんな妄想ばかりして現実を見失う。


妄想が本当だと思い込む。

それが彼の癖。きっと相手が誰だって同じ。


自分が相手を愛せば愛すほど不安になり、相手に手を出してしまう。
























そこが好きだ。





どれだけ俺自身が愛されているのか、彼がどれだけ俺に依存してくれているのか目に見えて分かることができるし、

我に帰れば、世界中の誰にも見せない彼の弱さを俺に見せてくれた。


彼はもうきっと俺が居なきゃ生きてけない。

俺もそう。

彼が居なきゃ生きてけない。










💛ごめっ、ごめんっ、、そんなつもりじゃ、、!!(瞳潤)

💜ぃ、、ぃいから、わかってるから、笑

💜ほら、もう大丈夫だろ、?

💛、、、、、死んじゃいたい、

💛こんなんじゃ俺、いつか本当に取り返しのことしちゃうよ、、(苦)

💜そんなこと、絶対無いでしょ?笑







💜俺はこの生活始めて幸せだよ。

💛、?

💜失った代償は大きかったけど、照が居てくれるならそんなのどーってことねーもんなっ?ニコッ

💛、っ、、ほ、ほんとに言ってんの?

💛だって、俺毎日のようにふっかを、傷つけちゃってんだよ?

💛、、、、殺しそうになったりだって、、

💜傷は俺の宝物。


💜照が愛してくれてる証だし、そんな良いもんが全身に惜しみなく広がってんのってある意味幸せじゃね?

💜ま、流石に死にたくはないけどー、、

💜んー、、照なら。いっかな、笑

💛、は?なんでそんなっ、、!!

💜愛してるから、、かな?笑(頬触)

💛、、ばか。ほんとにばかっ、

💜いーよ、照なら。なんならそれが1番。

💜変なびょーきとか、お爺ちゃんになって死んじゃうぐらいなら、照が愛してくれる俺のまんまで、愛されて死んできたいかなー、、





本心だ。

よくよく考えれば、それ以外の方法で死にたくなんてない。

死ぬ瞬間も彼の瞳に映っていたい。




















そう考えれば、自分はここで一生を終えるのだと実感が湧いてきた。



この家のこの部屋で生活を始めたのはちょうど1年前で最初は、、まぁ、うんって感じ?笑

照はある日から俺を監禁し始めた。

照の心の状態は元から目に見えていたし、暴力も元からあって、俺も照以外要らないって思ってたから丁度良かった。



大きな天窓から見える空が俺の世界の全てになった。

晴れの日は太陽を浴びて、雨の日には流れる雨粒を眺めて、、春には桜が舞い降りてきたり、鳥がとまっていたり、、、

退屈だなんて思わなかったし、何より彼が居た。



家計を全部支えてくれたのは彼だし、飯はもちろん、掃除も、洗濯も、家事はぜーんぶやってくれるし、

甘えればどれだけ大変でも構ってくれて、彼自身が辛い時は秘めた弱さを全部見せてくれた。



























でもそれは時に不安の種にもなった。













彼は俺をこよなく愛し、支え、尽くしている。

なのに。

俺はどうだ?

彼を癒したり、精神安定剤になってあげられるが、、俺はそれ以上でもそれ以下でも無い。









きっと彼だって尽くした分、尽くされたい、愛されたいと思うはずだ。

俺には何もできない。

俺の愛では足りないと、彼が気づいたら俺はもう、すぐにゴミ箱行きなんだろう。

所詮使い捨てのゴミだ。









だからこそ、傷をつけられる瞬間、殺されそうになる瞬間、弱さを見せられる瞬間、

「俺はまだ愛されている」と感じる。


傷をつけてもらえる、、まだ俺に依存してくれてる。まだ捨てられないままでいられる。


もしそれが無くなってしまったら、俺はどうすればいいんだろう。

生きていく意味を見失う事だけは確かだ。





























この生活が死ぬまで続いて欲しい。





























それこそ妄想に等しかった。


早く、早く、現実に気づいていたら、、、

どんな未来が待っていたのだろうか。































Two months have passed…



















💛、、、もう、終わりにしよう。























彼の口から告げられた言葉は、勢いよく俺の耳に刺さった。


「終わり。」

その言葉の意味は自分が一番分かってた。



微かに遠くから聞こえるサイレン。

彼のスマホに映し出された3つの数字。

サイレンの音が徐々に、徐々に大きくなっていく、、、嫌でも耳に入ってくる。














💛俺はもうダメみたいだわ、笑

💜、、、っ







彼の瞳から大粒の涙が1つ、2つ、3つ、と取り留めなく溢れてる。

彼は全てを諦めた顔をして、俺を見つめて苦しい笑顔を浮かべた。

受け入れるしかないと言わんばかりに。





俺は受け入れられなかった。

突然に告げられた、愛する人との別れ。

俺のこれからの人生全てを彼に捧げても悔いなんて残らない、それほど愛していた、のに。



























手が伸びる。

まるで2ヶ月前のあの日のように。


首に手がかけられる。

骨まで折ってしまうほどの勢いの力が、一気に襲いかかってくる。

顔はみるみる紫色に変色してゆき、呼吸する音は少しも聞こえない。






でもあの日とは何かが違う気がした。

何か、何か、、大事なことに気づけていない気がする。

今の自分にそれを知る術は無かった。




























気がつくと、俺は玄関にいて誰かに抱きしめられていた。

放心してしまい、何も考えられなかった。

数人の青い制服を着た人が家に続々と入って、俺と彼の2人の世界を壊していく。

照が冷たい柵の中へ連れて行かれてしまうと咄嗟に思った。

動こうとしても、体は言うことを聞かない。






そして、

俺を抱きしめる人間は俺に言った。



「ごめんっ、ごめん、、ほんとにっ、、」


「今はっ、何も聞かないから、、だからっ、もう急にいなくなって消えちゃうのだけは、やめてよ、っ、、」



微かに、ホワイトムスクの香りがした。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
























Now.




💜、照っ、?そこにいるの、?

🖤っ、、、

💜、、ねぇっ、答えてよ。

🖤ごめんっ、ごめん、、ほんとにっ、、(泣)





啜り泣くことしか俺にはできない。

なんで役立たずなんだろう。





🖤ごめんっ、何もでき、なくてっ、、(泣)

💜、、今日も、居ないんだ。

🖤っ、、!!!

💜めめ、泣かれんのは嫌だよ。(憐見)








真実を知らない彼の言葉は、俺の心に重く強く響いた。









いつかはきっと知らなきゃいけないこと。

でも、言えない。

知ったら彼はどうなってしまうのか。

きっと元のふっかさんは戻ってこない。

今のままでも元のふっかさんではないし、知らぬまま生きていくふっかさんも元とは違う。



あれ、元のふっかさんってなんだっけ、、



俺が見ていたふっかさんは、果たしてありのままの姿だったのだろうか、?





















💜、、早く、出ていって。

🖤、、、そ、そうだよね、っ、、ごめんっ、ぃまでてくからっ、





ガラカラッ、、、🚪(閉)














🖤、、ぁ、はぁっ、、っ、、(壁凭)



先生:、、目黒さん。

🖤、、っ!あっ、すみませんっ、、!

先生:いいえっ、お気になさらないでください。

先生:あの、その少し、お話いいですか?

🖤、、、はい。







なんの話かはもう十分に理解していた。

きっと俺が今から向かう先の部屋では警察が待ち構えているんだろう。

多分、数人のメンバーも。



来たくないはずだから、きっと来たのは阿部ちゃん、佐久間くんあたりだろう。

もしかしたら、しょっぴーも怒りながら来てくれているかもしれない。



































🖤、、あ、阿部ちゃん、佐久間くん。

💚めめ、、今会ってきたの?

🖤ま、まあ、?(苦笑)

💗いーよ、無理に笑わなくたって。笑えることじゃ無いし。



💚、、一応なんだけどね、今日照も連れてきたの。

🖤岩本くんも?、、あ、本当だ。

🖤でも、なんで、?

💗あっ、あのさ、やっぱり、、!



警察:早く深澤に本当のことを理解し、認めてもらいたいんです。



🖤っ、、

警察:貴方と先生に任せていては裁判が一向に進みません。

警察:今の貴方は、深澤を夢の中で泳がせているだけです。



💚めめっ、やっぱりこのままじゃダメだよ、

💗早くこんな事件にけりをつけて俺らの仕事へ戻ろう、?














なんで「こんな事件」なんて言うの、?


分かってる、分かってんだよ、、

佐久間くんと阿部ちゃんは正しいことくらい。

でもそうしたらふっかさんは壊れてしまうことも分かってる、、




























岩本くんがきっと俺を見つめてる。


「頼んだぞ。」

最後に岩本くんからきたメールはその一言だった。

今日からちょうど1年前。


彼はきっと、自分がすぐに灰になることを分かっていながらその道を選んだのだろう。













自らの妄想と、世間の真実を、全て自分で区別するなんて無理な話だ。





でも、願うしかない。






































ふっかさんが、


愛する彼が警察に捕まっていること。

自分は後遺症で病院にいること。

いつかはまた愛する彼に会えること。



























それらは全て自らの妄想であり、

自分は今、逮捕者専用の精神病院にいるということに気づくことを。
































こんにちは〜!かすたのです!


この度は本当に申し訳ございませんでしたぁぁー!!!!😭💦

無断でこんなに期間を開けてしまうなんて本当に自分で最低だなって思う感じております、、

雑談の方でもう少し詳しく謝罪してるので、ぜひそちらも見に来てください!






えーっと、今回の物語について話しますね!

長いっすよね!!過去最長をゆうに超えてしまう文字数を今回は書いてしまいました、、😅

まあ個人的にはふっかさんの記憶が曖昧になってる表現が上手くできたんじゃないかと、勝手に満足してますっ!まだまだ下手だけどw!



ちなみに補足させていただくと、

照くんが警察に通報した後、ふっかさんは自分が首を絞められたと考えているように読めますが、現実ではふっかさんが照くんの首を絞めています。だから顔色の変化が見えたという事です。

その後照くんは亡くなり、病院にいる照くんというのは遺骨のことです。

あとはご想像にお任せします🤭











あのー、、、「LOVETRIGGER/Wi’ll go together」やばくありません?


もう大好き過ぎてもう頭の中パンクみたいな日々(?)をただいま送っているのですが、、

曲は!LOVETRIGGERが圧倒的大好きなんですよ!!阿部ちゃんの歌割り多すぎてまじビビり散らかしたwホントにみんな歌うますぎてずっと聞いちゃってます!中毒性やばい!

んでビジュは!Wi’ll go togetherがやばいんですよ!阿部ちゃんよ、私その髪型が一番好きよ。もう大好き。んでみんなフワッフワの可愛さ満点で最高すぎたぁぁぁ、、♡













えーっと、次はまだ検討中なのですが、絶対書きます!もう急に消えたりしません!!



この物語を気に入ってもらえると嬉しいです!

これからもよろしくお願いします🙇‍

loading

この作品はいかがでしたか?

1,063

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚