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夢

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1 - 第1話

♥

43

2025年06月05日

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「行ってらっしゃい」これが父とした最後の会話だった。

     事故で亡くなったのだ。

俺の家庭は父子家庭だ。だからその分1人でいる時間が多く父は夜まで仕事していたため孤独だった

それでも父は俺の誕生日ははやくかえって来たりしていて愛情を注いでくれた

そんな父とある日喧嘩してしまった

「もう子供じゃないんだからそんな心配すんなよこのバカ!」そう言ってしまった

父は悲しい顔をしていたが「もうそろそろ学校行く時間だぞ。早く行け」

父はにこにこで「行ってらっしゃい」と言った

      _まさかそれが最後の会話になるとは思ってもいなかった_

俺は後悔していた 。 後悔していると先生が慌ててやってきた。なんだと思い聞いてみると



  _ 「お父さんが 事故で亡くなった」と告げられた____



俺は急いで病院へ駆けつけた

だがもう肌が冷たく、顔も青白かった

本当に亡くなったのだと実感した。

俺には”後悔”だけが大きく残った

当たり前のように弁当を作ってくれて

行ってらっしゃい おやすみ おはよう

おめでとう おかえり     


まだ伝えれていないことばっかりだった。

大好き ありがとう と


もう父の手は動かない。返事もしない

俺はその場で崩れ落ち泣いてしまった


      当たり前は当たり前ではないと感じた



父が 亡くなってから3年が経った。

3年間ほぼ毎日夢には父が出てきていた。

あれから何度父の元へ行こうとしただろうか

分からない 毎日遺影にごめんなさいと謝った

  あれは 父の誕生日の日の出来事だ

   ドアを開けると父が「おかえり。」と言っていた 優しく微笑んでいた父に対して

「ごめんなさい、お父さん、 ただいま」

と言っていた

父が俺を抱こうとした瞬間

手が透けていた。 あぁ、これは夢か、

と感じていた



最後に一言。

「おかえり。」

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