第81話 「激変」
「いっ――たぁ……」
ズキンズキンと響く激しい頭痛で、鞘佳は目が覚めた。
自宅のベッドの上で、服装は昨晩のまま。
なぜか妙に服の着心地が悪い。
とにかく頭痛を少しでも和らげる手段を求めて、鞘佳は階下へ移動した。
「あら、酒乱がおいでなすったわね」
リビングにいた鞘佳の母親が、呆れた様子で話しかけてきた。
「……酒乱?」
「あんなべろんべろんになって帰ってきた人を、酒乱以外になんと呼べばいいのかしら?」
「え」
母親の言葉を聞きながら、自分の最後の記憶を引っ張り出す。
(お酒飲んでる最中からの記憶が……ない)
「あんなみっともない娘を連れ帰って介抱してもらったのが彼氏とのファーストコンタクトだなんて……お母さん悲しいわ」
「……は!? 彼氏!?」
「萩野くん。昨日あんたを連れてきてくれた子」
「か、彼氏じゃないし!」
と言った瞬間。
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