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「 こ、ここで寝てたんですか…?体、冷えてませんか…? 」


体育館の出てすぐ横の丁度陰になるところ。

しかも外。それに春とはいえまだ少し肌寒さが残る。


「 うん。大丈夫、大丈夫。それに電車乗っちゃえばこっちのものだから。 」


そう言って箕井垣先輩は立ち上がり歩き出す。


「 辰美くん家の方向どっち?電車? 」


「 あ、電車です。えっと、名嘉東の方です。最寄り駅は項羽中央です。 」


「 お、項羽中央、一緒だ。 」


「 ほんとですか!? 」


最寄り駅に知り合いがいなかったから嬉しくなった。


「 うん。じゃあ、一緒に帰れるね。あ、漱くんとは逆なんだ。 」


「 そうですね…こっち方面、箕井垣先輩ぐらいしかいないはず… 」


「 うーん、敬語、外していいよ。輝とかからも言われただろうけど、

俺も同じく。それに箕井垣じゃなくて五木で良いし。 」


「 は、はい…じゃなくて、うん。わかった。 」


「 うわ、不慣れ。 」


「 うわは酷くない…? 」


そう言って改札を通り、電車に乗る。


燕帝山 高校 排球部 の 日常

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