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ジェットコースターに乗ったあとも
ぼんさんはへろへろ、めちゃくちゃ疲れていた。
「ぼんさん、大丈夫っすか?」
「うん、大丈夫~」
「すません、無理させちゃって」
「いや、気にしないで!めんが楽しめたらそれで良いから!」
もう、この人はどんだけ俺をきゅんとさせれば気が済むんだ。
「ていうか、そろそろ観覧車行く?」
そう言われ空を見てみると大分日が落ちて来ていた。
「そうっすね。」
そう言い2人で観覧車へ向かう。
🍆彡視点
めんとジェットコースターとティーカップに
乗ったあと、結構疲れていたが
まだこの後1番のイベントがあるから、
頑張ろう。
日が落ちてきた頃、めんと乗り場へ向かう。
本当に成功するかな、凄く心配だ。
でも、伝えるんだ。
スタッフさんにドアを開けて貰って、足を踏み入れ観覧車に乗る。
ゆっくりと観覧車が動き出した。
そういえば、なんで観覧車に乗りたいと言ったのか、それは
「ピンク色の観覧車に乗り、てっぺんで告白をすると叶う」
とテレビで言ってたからだ。
あまり普段そう言うのは信じないけど、
今日は信じて、タイミングを伺い
ピンク色の観覧車に乗り込んだ。
「めん、観覧車乗ったことあるの?」
「いや、あんまり無いっすね。」
「そうなんだ。」
やばい、会話が続かない。
沈黙と共にどんどん観覧車は
上に向かう。
そろそろ、そろそろやらないと、!
でも、、もし振られたら…
いや、だめだそんな事考えちゃ!
ゆっくり深呼吸をして、口を開ける。
「あの、めん。」
「はい、」
「今日、伝えたい事があるの。」
「なんですか?」
「俺、俺…!」
「めんが好きです。」
「っ…!?///」
「ずっと前から好きだった。」
「でも、勇気が出なくって。」
「歳も離れてるし、先輩、後輩だし。」
「めんにはっ…好きな人も居るし…っ」
「叶わない、分かってるけど、」
「めんの事が頭から離れなくて、っ」
「日々思いが増して。」
「振られても良いから、伝えさせて。」
「俺とー」
「付き、合って下さい。」
「、え?」
そのセリフ、俺が言おうとしてた事…
「俺も、ぼんさんが好きなんです。」
「ぼんさんの優しい笑顔が大好きで、」
「ぼんさんと恋人になれたら、って」
「ずっと思ってました。」
「めん…」
「本当にありがとう、改めて言ってもいい?」
「はい」
「俺と、付き合って下さい。」
1秒、2秒、少しの間がある。
3秒目で、めんの口が開く。
「お願いします」
そう言われた時、肩の力が抜け、へろぉと
座り込んでしまった。
「ぼんさんっ!?」
「ごめん、嬉しくて…」
「俺も嬉しいっすよ、」
そう言って満面の笑みを見せてくれる君は
今まで以上に凄く輝いていて、
本当に幸せだった。
そこである事を思い出した。
「あとさ、この前、ごめんね。」
「めんに好きな人が居るって聞いて、」
「辛くなっちゃって、。」
「俺もごめんなさい。」
「仲直り、しよ?」
「! はい!!」
ふふっ、と2人で顔を見て、笑い合う。
「それと、これ。」
「なんすかこれ?」
「ま、開けてみて!」
しゅるっとリボンを解いて、箱を開ける。
「これって…」
「そ、今日バレンタインでしょ?///」
「!!/// ありがとうございます!」
「こちらこそっ!」
「その、これからは恋人、として!」
「よろしくね!///」
「はい!///」
そんな会話をしていると、あっという間に地上に着いていた。
「ありがとうございました!」
と言って外に出る。
その後ゲートを潜り、めんに手を差し伸べてみる。
「!///」
照れながらも俺の手を握り返して来る。
最初は普通の手繋ぎだったが、折角
恋人だし、と思い恋人繋ぎにした。
「…ぼんさん、」
「なぁに?」
「大好きですっ///」
「ふふ、俺も♡」
手を繋ぎながら、一緒に歩いて帰っていく。
俺の思い、あなたの思いが1つになって。
夕日の中に溶け込んでいった。
俺達の幸せは、まだまだ続いていくー
END