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#政治的意図なし
まいだよ
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#政治的意図なし
まいだよ
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1607年
僕、13植民地…後のアメリカは大英帝国、後のイギリスの統治下に置かれていた。
「13の植民地を我がものに出来たからと図に乗るなよ?どうせ今日彼奴を連れてきたのも見せびらかす為だろう。」
「ははっ!負け犬が何かほざいているようですねぇ…貴方こそご自慢の息子さんを連れてきたのはやはり…太陽の沈まぬ国とか何とか調子乗って名乗ってる分の見栄を張る必要があるからでしょうか!」
僕が父様に申し付けられた茶箱を運ぶ作業なんてさせられている間。父様がまたあのギラギラした海賊となにか言い合いをしているのが聞こえる。
お互いに見栄を張って揚げ足を取り合って、挙句の果てには自分ではなく子で?
僕らなんかよりもずっと、ずっっとみっともないではないか。
僕を取り合ってたあの二人。どうせ録に子を育てることだって出来やしない癖に。子を育てることを役に立つ言いなりに育てることだと思ってるような悪魔の癖に…!!だから…何方も大嫌いだ。
彼奴らに限らず弱いものを蔑視して侮蔑しての奴らなんか憎くてたまらない。
その時、肩にとんとんと触られた感触がした。あんな自分でも醜いと分かるような考えを巡らせている時に。思わず木箱を落としかけた。いや、僕の手からは完全に木箱の感触は無くなっていた 。
「うわ!?……あっぶなぁ。ははっごめん!驚かしたのはわざとだけど、少々タイミングが悪かったみたい。」
木箱を落とす羽目になった原因が、落としそうになった木箱を危機一髪で両手で掴み取った。
そして目の前に立ったその背の高い、鷲の羽を大きく広げる少年は、あの高飛車な海賊と全く同じ国旗をしていた。
「君は…あの太陽の沈まぬ国とか自称している人の―」
「そう!新スペイン。君がこうなるより100年以上前からこのままなんだ。その間…気づいてた?」
この新スペインと名乗る少年、後のメキシコである。
距離が離れていたから気づきはしなかった。そう伝えれば話は終わるだろうか。僕としては早く仕事を終わらせたいというのに。僕と同じく尊大であり残虐的な支配者の下に置かれているくせに、なんで此奴は僕の気持ちが分からないんだ。
「気づかなかった。君と僕は距離があるから。」
新スペインは言葉を聞いたあと、ゆっくり、丁寧に茶箱を持つ両手の力を少し抜いて不思議とふと笑った。
「だろうね!分かってて聞いたよ!」
なんだこいつ。と、新スペインに対しての呆れと苛立ちが顔に出ていたらしい。新スペインはより大袈裟に表情を明るくした。
―「いやぁ…それにしても君は随分と礼儀正しく取り繕えてると思ってるんだろうけど、今何を考えているか、ほんと分かりやすいな。」
「―は?…なに馬鹿げたこと言ってるの。僕は茶箱を運ぶように父様から言われてるんだ。君みたいに自由でも暇でもないんだ。…分かったらさっさと邪魔にならないところに消えて。」
新スペインを押し退けて茶箱を奪い取り、船へと早足で歩く。足がつく度地面に八つ当たりをした。
「何が礼儀正しく取り繕えてると思ってる」だ。無理やりそう取り繕わなきゃいけない環境に落とされて、取り繕っても認めてなんて貰えない生き地獄にいるようなもんだろうが。そんな思い込みがなきゃ、もう自分が何も出来ないって認めたようなもんだから…あぁ、こんなになっても不思議とプライドだけはあるんだ。
なんて惨めなのだろう。
「あ、行っちゃった…」
―横目でこちらをニヤニヤ見ていたであろう大英帝国は、帽子を脱いでそのまま2人を指した。
「はっ…あれを見ましたか!?あぁ、やはり親は子の鏡なのですねぇ。貴方のまさに幼稚で怠惰であるだけの木偶の坊君は、私の子のように仕事をするでもなく、働き者の邪魔をする…まさに、私と貴方ではありませんか。」
「ほう…あの外面だけのガキの口の悪さはお前の徹底的な教育の結果なのだろうなぁ?」
その会話を、新スペインと13植民地は一言も零すことなく聞いて、頭の中で咀嚼していた。
自分らを蔑むような言葉など何百と聞いてきた。今更悲しみも怒りもしない。ただ―
バカみたい/「バカみたいだ」
片方はそう思い、片方は口に出してそれぞれ呆れを飲み込む。
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※←以外の欄は別に読まなくていいです!てか読まない方があなたにとって得です!
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不穏な導入から始まりますが、ちゃんとHappyENDになるよう頑張りますよ!ハピエン厨にお任せ下さい!場合によってはメリバなるかもだ!
今回は導入なんで文字数が少なく済みましたが、今後は文字数が多かったり、読みにくかったりとあるでしょう。ですがそこはご了承下さい!🫰
そりゃわたくしupperだって、たまにはシリアスラブコメ(BL)も描きたいんですよ!
あの2人がデブ卒するお話もちょくちょくで進めなきゃなのでやっぱり不定期です!絵もあるし…
※今後は、アメリカ(13植民地)×メキシコ(新スペイン)が強く出るやもしれません。
あと題名決まんないんで案くれませんか?
コメント
1件
ラベンダーさん、お疲れ様です!寺島あおいです🌷 おお、歴史を舞台にした擬人化BLの予感…!大英帝国と海賊の支配下に置かれた少年たちの視点がとても新鮮でした。13植民地(後のアメリカ)の、大人たちの見栄の張り合いを「みっともない」と冷めた目で見つつ、自分もプライドを手放せない繊細さが心に残りました。新スペイン(後のメキシコ)の「気づいてた?」という問いかけも、同じ支配下にありながらどこか自由な佇まいが印象的で。二人の距離感がこれからどう変わっていくのか、すごく気になります! 題名、私も考えてみますね。「Blue and Gold」とか「帝国の陰で」とか…でもラベンダーさんの世界観に合うかは分からないので、気軽にスルーしてくださいね!続き、楽しみにしています🤍