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#文豪ストレイドッグス
sumire☑✩⡱
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前回の続きです!え、しゃっちょさんってもしかして1番ムズい?あと余談なのですがこれからは21時以降投稿になりますm(_ _)m私事ですいません(;_;)
本編スタート!
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「……嫌われちゃったかな?」
彼女が不安そうに呟く。愛想良く挨拶したつもりでも、相手の反応が良くないと誰でも不安になる。
「気にしなくても大丈夫」
太宰がにこりと答える。
「彼女も敦くんと同じ新入社員でね、まだ慣れていないだけなのだよ」
「……ありがとうございます」
ーー仲良くなれたらいいな
そんなことを思いながら、出されたお茶を嗜む。すると、玄関先の扉が音を立てて開かれる。
「……客人か、」
白髪の落ち着いた雰囲気の男性が入ってきた。その男性の一言で社員全員の雰囲気が少し変わる。
「社長、お疲れ様です」
社長と呼ばれた男性は、真っ直ぐ此方へ向かってくる。彼女も慌てて、その場で立ち上がり挨拶する。
「あ、お邪魔してます」
「あぁ、ゆっくりしていくといい」
男性は彼女にそう告げ、奥の部屋に入っていった。
「あの……社長さんって?」
彼女が質問すると、国木田が答える。
「あの方は武装探偵社の社長、福沢諭吉さんだ」
「じゃあ、1番偉い人だったんだ」
彼女は福沢が入っていった部屋の扉に視線を向けながら話す。
「でも、珍しいですね」
「この時間に全員集まっているのは」
潤一郎が呟く。外はほんの少し赤みがかっている時間帯だった。そこで彼女は随分長い時間をここで過ごしていることに気付く。
「あっ、いつの間にかこんな時間に……」
「すいません、長居しちゃって……」
彼女が申し訳なさそうに頭を下げる。
「気にしないでください!」
「凄く楽しい時間でした!」
賢治が満面の笑みを浮かべる。麦わら帽子が似合う少年の笑顔が赤い夕日に照らされる。
「此方こそ楽しかったです!」
彼女も笑顔で返す。
「でも、これ以上ここにいる訳にはいかないので帰ります」
彼女が軽く荷物をまとめ始める。太宰が一言。
「私が送ってあげようか?」
「大丈夫です!中也さんに迎えに来てもらえるので」
彼女はにこにこで返す。
「彼女を送る暇があるなら残ってる仕事を片付けろ太宰」
国木田が大量の書類を手に太宰の後ろで仁王立ちしている。
「やだ、面倒臭い」
「国木田くんがやればいいじゃないか」
太宰は心底面倒くさそうに口を尖らせている。そんな太宰を見て国木田は眉間に皺を寄せる。
「元はと言えば貴様が残していたものだろうが、さっさとやれ!」
二人の会話を横目に彼女は扉の方へ向かう。
「お、お邪魔しました」
「またね」
「何時でも遊びに来てよ」
「待ってますわ!」
「帰りは気を付けるんだよ」
「またお話しましょう!」
「困った時は遠慮なく訪ねるといい」
「またね〜」
社員全員に見送られ、事前に連絡していた場所で待つ彼女。
「今日はいい日になったな」
ーー中也さんにも話してあげよう
そう思うだけで、自然と歩く足取りが軽くなる。
夕日に染まる街を見渡しながら、彼女は自然と笑みを浮かべる。ふわふわとした不思議な感覚と共に、彼がここに来るのを心待ちにしていた。
コメント
3件
お疲れさまです、茉莉さん!58話読みました〜。 今回は探偵社メンバーとの交流がほっこりしますね。特に賢治くんの「凄く楽しい時間でした!」の満面の笑み、麦わら帽子が夕陽に映える描写がすごく印象的でした!あと、中也さんに迎えに来てもらうってとこで「今日の話してあげよう」って思ってる主人公の軽やかな足取り、めっちゃ可愛いです(笑) 社長登場で雰囲気変わるのも静かに格好よかったし、国木田 vs 太宰のいつもの掛け合いも安定に面白かったです。こういう温かい日常があるからこそバトルパートも映えるんだろうな〜って思いました。次も楽しみにしてます!🔥