テラーノベル
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ある日の夏お前は亡くなった
好きで、好きで、それでも競争心があって、ずっと、ずっと居られると思っていた
思っていたかった
俺の目の前で、お前は笑って死んだ
それで、分かった。あぁ、俺が、俺が殺したんだ
俺が勝負を挑んだから
あいつに退魔の力を使わしたから
確かに、退魔の力は強いし、何でも払える
けど、それは人間には重すぎる力だ
力を使う代わりに代償が居るお前は、自分の命を代償にしていたんだな…..
もう一度、あいつに出会えたら、、、また俺は恋をするだろう
何度だって
晴明『学園長?!だ、大丈夫ですか?』
学園長『大丈夫ですよ』
晴明『あの学園長でも転けるんですね!』
学園長『私も、元は人間なのでね』
晴明『そうだった!けど、あまり怪我はしないようにしてくださいよ?』
学園長『どの口が言ってるんですか?』
晴明『えへへ、ごめんなさい』
晴祖『ごめんね、道満』
学園長『ッ、』
また、また重ねてしまった。
魂は一緒だ、けど何もかもが違う
好きなのは今と変わらないはずなのに、何でだ?あいつが心の中にいつもいる
嫌だ、比べたくない
晴明くんはあいつとは違う、違うんだ
心でそう思っていても頭じゃ分かっていない
胸の奥が張り裂けそうになる
あぁ、苦しい
あぁ、まただ、学園長はいや、道満さんは僕の恋人だけど、僕を見てくれない。見ているのはいつも晴明さん、そう僕のご先祖様だ。何でだろう、いつもだったら平気なのに、今日は心が痛い
あぁ、少しでもいいから、僕を見て
僕を思って、って言えたらどんなに楽なのだろうか
[完]
コメント
6件
学晴最高に良かったです!!次の話すごく楽しみに待ってます«٩(*´ ꒳ `*)۶»ワクワク