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茹だる夏、配信から逃げる様に────誘われる様にこの場所に来てしまった。「泉南イオン…俺とsyamuさんの、」ここで俺は恋をした────当時俺は大学を3週間で退学し現実から目を背ける様に金融機関から大金を借りてはその日の内に使い切る生活をしていた。自分で言うのも何だが顔は良かったし話も上手かったその上、羽振りも借金のおかげで大分良い方だったので女の子に困る事も無く楽しい生活を送っていた。だが視界の端にはいつも黒い霧が写っていてそれを振り払う様に夜の街で腰を燃やしていた。そんな時期あるYouTuberに出会った。きっかけはネットの掲示板で晒されていたある動画だった、「なんだこれ?オフ会…?最大で100人、少なくとも10人?来るわけねぇーだろ!馬鹿かコイツ?やばすぎ、終わってるわー!無職がそんなに集められるかよ」いつもならこう嘲笑して終わっていたはずだったが男女との営みも飽きが始まっていたのもありそろそろ別の刺激が欲しいなと、ふと自分以外の無職も気になるなと思い立ちパチスロで大勝ちした余りの50000円を片手にオフ会の場所───泉南イオンへと旅立っていた。心の中ではどんなしょぼくれたヤツが待っているんだろう、どんなブスがコイツのオフ会に来るんだろう、どうせこんなカスみたいなオフ会に来るのは全員キモオタみたいなヤツばかりだろうと、自分が無職の借金ニートだという事も忘れて荒んだ心を踊らせて待ち合わせ場所のイオンシネマへと向かっていた。ポップコーンと甘ったるいキャラメルの匂いの中、サングラス🕶️を掛けた男が俯いて立っていた。とうに約束の時間は過ぎていたが彼の周りには一人もリスナーがいなかった。彼は騙されたのだ、犬がギリ引っかかる様なネカマに騙されたのだ。俺はその姿を見て彼をひどく愛おしく想ってしまった。