テラーノベル
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先生「それで、具体的に何があったか教えてくれますか?」
保健室で一通りの手当を受けたあと、私たちは生徒指導室に呼び出されていた
女子「コイツにカッターで切られたんです!」
そいつはわざとらしく泣いて同情を誘った
先生「本当?」
違います。この人は自分でやって、私に罪を擦り付けようとしていました
事実だけを淡々と答える
それが起爆剤だったなんて知らずに
女子「やっぱり最低! そうやってなんでも人のせいにして、だから__」
先生「静かに。どちらの証拠もまだ確認できていません。何かある方は?」
hr「なるかはわからないんですけど……」
hrは机にスマートフォンを置いた
写真アプリが起動されていて、一分程度の動画が選択されている
え、hr、まさか
hr「すぐ助けてあげられなくてごめんね。kyが言ってたこと何となくわかってて、だったら証拠があった方がいいと思ったんだけど……」
ksk「何も映らなかった、か」
hrの撮影した映像は、すぐに悲鳴と雑踏に飲まれて何も分からなくなった
hr「ごめんね、本当にごめん……助けもしなかったし証拠も取れないなんて」
hr、泣かないで。大丈夫だよ
ky「そうだ。hrは悪くない」
先生「この映像だと証拠にならないばかりか、むしろここねさんが不利になる可能性すらあります。ただここねさんの有罪を裏付けるものもないので、今回は双方に軽い注意としましょう」
指導は、深く長いため息とともに終わった
ky「なんでここねが注意されなきゃいけないんだよ……」
証拠ないから仕方ないよ
fj「つーか、ここね午後の授業どうする?」
受けるよ。怪我は軽いし、サボりって思われたら余計エスカレートしそうだから
ksk「一理あるけどよ、大変じゃねーのか?」
大丈夫だって。ほら、急がないと遅れちゃうよ
午後の授業は、試練と言ってもよいほどだった
クラス中から視線が刺さり、先生ですら対応がまる事変わってしまった
私は、ひとりになった
ky「授業お疲れ。一人で帰るか?」
放課後、kyが荷物を整理しながら聞いてきた
うん、そうさせてもらうよ
それ以外の答えは思い浮かばなかった
一緒になんて言ってしまったら、
もう逃げられないから
ky「そうか。気をつけろよ」
fjたちと共に去っていくkyの背中が普段の何倍も大きく見えた
縋ってしまいたい、とさえ思えた
でも、私はもう決めた
ひとりになった以上、夢に甘えないと
放課後の屋上は、人がいないのに暖かかった
夕日がアスファルトを静かに照らし、刻の訪れを物語っている
……逃げたい。
夢を追いかけたかった
……楽になりたい。
もっとkyたちと一緒にいたかった
……◾︎◾︎たい。
✗✗たい。
胸の中で感情が渦巻いていく
支配されるのは、今日でもう終わりにしよう
フェンスに座った、その時だった
背後にはタ日と融け合ってしまいそうな、真っ赤な髪の人がいた
……どうして
諢帙☆繧倶ココ「なんで……」
あんたが
繧ュ繝ィ「ここねが……」
そこにいるの……?
コメント
1件
保健室での手当の後、生徒指導室でここねさんがカッター切られた件を無実を訴える場面、すごく胸が痛かったです。hrが証拠の動画を撮ってくれていたのに映像が不鮮明で証拠にならなくて、ここねさんだけが軽い注意を受けるのも理不尽だなって……。午後からクラス中の視線が刺さってひとりぼっちになる流れ、重すぎました。 でも最後、放課後の屋上で突然現れた“真っ赤な髪の人”にドキッとしました。璃川さんですよね? ここでどう出会うのか、続きが気になります……!🥀✨
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