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『あいがわからない男の子と愛を知らない少年』
tgSide
atくんとの約束の時間まで三十分
俺の望む言葉なら嬉しいけど
きっとそうじゃない
だから伝えたいことだけ伝えて
これを機に関係を切ろうかなとか思ってる
ak「tgちゃーん？なんでそんなボーっとしてるの？」
tg「あ、ak、！えっと、ね」
ak「えっ、！それって！！！」
tg「多分、違うでしょ、」
ak「いやいやいや！完全に！！それ！」
ak「そんなネガティブにならないの！」
ak「大丈夫だよ、tgちゃんならさ！」
tg「そうかな、？」
ak「うん、もしダメだったら俺のとこに」
ak「泣きついておいでよ笑」
tg「っ、うん！ありがとう」
ak「いってらっしゃい、！がんばれ!」
tg「うん！ありがとう！」
大丈夫、きっと大丈夫
at「tg、！」
tg「先輩、！話って、？」
at「付き合って」
tg「えっ、？」
at「ごめん、もっと言葉選びしたかったけど」
at「俺には無理だった笑」
tg「、、いいんですか？俺で」
tg「その、変じゃないですか、？」
at「、どこが変なの？笑」
at「俺はtgが好きだよ」
俺が望んでいた言葉で
嬉しかった
愛とかよくわからなかったけど
多分、今わかった気がする
tg「、お願いします、！」
at「っ、！ありがと」
