私は早く外に出たくて、ふっかより先に
観覧車を降りた瞬間
そのとき、
私の横を誰かがすれ違った
照「お前、何したんだよ。」
彼は、ふっかの胸ぐらを掴み上げていた
辰「…」
照「ね、ふっか?…おい。」
険悪な雰囲気が漂っていて、
優「…!!ちょっ、照くん!」
彼らはアイドルだし。目立ったらいけないことを考えた優里が咄嗟に止めにかかる。
場所は移動したものの、照くんの怒りは収まっておらず、ずっとふっかを問いただしていた。
私は震える体を両手で抱え込み、落ち着かせようとしていたとき、
優里が近寄ってきた
優「由衣、もしかして、あのときのこと思い出しちゃった?」
「…うん」
そう言ったのと同時に、涙が溢れて止まらない。
優「2人に由衣の過去のこと話していい?あの2人はもう他人ではないから。」
私は頷いた。
ふっかを問いただしている照くんを優里が止めてくれて、私の過去を2人に話してくれた。
優「…てことが、この子にはあったの。だから、辰哉くんが由衣の記憶を引き出しちゃったんだと思う。何かした?」
辰「ご、ごめん。俺そんなこと知らなくて…無理矢理…キスした…。」
バコッ
鈍い音が聞こえた
照「お前…」
照くんがふっかを殴ったんだ。
私は震える手で必死に照くんを止めた。
「やめて。」
照「由衣。」
照は私のほうを向いて、頭を撫でようとしてきた。
きっと、私を安心させようとしたんだろう
「ヤッ、、、」
でも、私はその優しい手さえ、怖がってしまった。
コメント
2件
最高です!
続き待ってます!!頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧( *˙ω˙*)و