許さないでくれ、愚かな私を。 現実を直視出来ずに、夢に浸る私を。
いまや過去のものとなった私の世界は終わりを告げ、音を立てながら瓦解する。 壊れた世界の破片がやがて一つになり、 新しく鋳造された私の世界は、 より甘美で、より厳しく。 より歪んでいた。
ミネラル カルシウムの足りない河川の 貝殻は脆弱で、 人の善意は悪だった。 現実を見るにはあまりにも小さなこの魂を抱えて、私は今日も月を見る。 私のこれから先、人間五十年を生きようとも手が届かぬその月。
生への渇望、鈍足の心。 鳴り止まぬ実体なき雑踏の音。
勝手に動くこの足、響く鼓動。
多忙で恍惚なる眼球、決して満ちぬ杯。
夢と理想を食いつぶして、貪欲に日々を送る。
しかし、同時に足の骨が折れて砕けるまで、オペラッタを踊る。
血は底知れず湧き出し、脳みそはカラカラに乾く。 骨は砕けて、表情筋は欲深く笑顔を見せる。
今はただこの夢の続きを見て居たい。
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