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コメント
2件
ふぁ………??? こ、こ、こんなに儚く美しい小説を生み出すことができる人がいたなんて………、 最近ハート♡の数が高い人ばっかりを選り好みして評価するひとが多くなったけれど、その人達やっぱ損してるわ…。 フォロー失礼します。
政治的意図はありません。
死体愛好(ネクロフィリア)的要素あり
メリバ
露日
誤字脱字あったら、教えて下さい。
誰かの批判は俺の批判であり、また俺の正解は誰かの批判でもあった。
誰か、『おかしい』と言った。また誰かは、『やめた方がいい』と忠告をした。
しかし、やめようとはこれっぽっちも思わなかった。
何故?誰だって、大好きな人がいたら手放したくないものだろう。
私は腰掛けていた、デスクチェアから腰をあげ、「愛しい人」の元へ足を運んだ。
リビングのソファ腰掛けていた人に寄りかかった。
「日本、今日はどんな服がいいか?」
「寒いから、セーターにしようか」
優しく、愛を帯びた声で問う。
答えは返ってこない。
どうやら、今日は機嫌が悪いそうだ。
こんなことは慣れたもので、当たり前の様に引き出しからセーターを引っ張り出した。
優しく、壊れまいとゆっくりと力なく折れ曲がる腕を袖を通す。
首が座らず前に俯く。綿のような重さを手で肩で受け止めた。
今にでも折れてしまいそうなほど脆く、愛おしい。
やはり、いつやっても慣れるものではないと思ってしまう。
手が震えている。
「日本が、繊細な雪のようだから着替えも一苦労だよ」
その声が響くだけで返答はない。
百も承知である。
「日本、窓を見てごらん雪が降っている」
「ここは滅多に降らないからな何年振りだ?」
日本、笑みを浮かべたまま座っている。
俺は膝に上に乗せらている手を優しく握った。
氷のように冷たく痛い。その痛さも私にとっては甘さへと変わる。
またいつもと変わらない日常へと変わってゆく。
***
季節は巡り、春が来て、夏が過ぎ、秋が去って、また冬が来た。
もう、何回冬が来たか覚えていない。
「日本、おはよう」
日本はあれから変わり果てていた。
肌は青白く、今にも崩れそうな関節、乾燥した指
腕なんて上手動かすこともできないから、服を変えたのもいつか覚えていない。
「またあの、セーターを着ようか」
洗濯を何回もしてヨれたセーター。
ゆっくりと腕を通し、頭をくぐらせた。
ミシっと関節が部屋の中で反響する。
冷たい指先は俺の熱までも奪ってゆく。
あの時の面影が残っている気がした。
濁りきった日本の視界にはもう誰も映すことがない。
しかし、その視界には微かに私が映っていた。
俺はゆっくりと日本の頬に口付けをした。
日本と1秒でも長く居られるなら、
欠損。
腐敗。
沈黙。
些細な代償があるくらいなら、なんだって受けてみせる。
頬から唇を離すと、壊れた古時計が刻み出した。
「本当に美しくなったな」
返答なんて返ってこない。
誰かの批判なんてもう、聞こえはしない。
外ではしんしんと雪が降り積もっている。
彼が機嫌を損ねたあの日から俺達は時が止まったままだ。
そっと、冷たく乾燥した日本の手を握り、目を閉じた。
「ずっと、続けばいいのに」
小さな熱は冷めた闇に抵抗することなく溶けていった。
変になったかもしれない。