テラーノベル
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泉「うわ、濡れてんじゃん。ゆうくん、風邪ひくよ?」
放課後、突然の雨に打たれた真を見て、泉が眉をひそめた。
制服のシャツが肌に張り付いて、体のラインがうっすら透けてる。
真「い、いいですって!ハンカチで拭いときますから!」
泉「んー、ゆうくんってそういうとこ不器用だよね」
泉はひざまずいて、真の裾に手を伸ばした。
真「……っ!? ちょ、ちょっと……どこ触って――」
泉「はいはい、背中。濡れてるから拭くだけ。じっとして?」
冷えた指先が、シャツの中をそっと滑る。
素肌に触れるたび、真の背がわずかに震えた。
泉「……なんか、体温高いね。もしかしてドキドキしてる?」
真「……っ、してませんっ!!絶対にしてませんからぁああ!!」
――泉の笑みが、ぐっと近づいた。
泉「……そーゆー顔、やっぱ好き♡」
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