TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する


『こんなことしてる場合じゃない』



気づいたら家を出ていた .

現在時刻は13時 .

昨日あの館へ行った時は17時で、18時には

着いていた .


そんな事を頭に巡らせながら

日記を大事に持って走る .


持ち物はちょっとしたお金とスマホ、日記

だけだが家を出る時に持ち物用意の事は

考え無かった .


ついた .

館が目の前にある通称【たけしの家】

ある中学生集団が館に行き行方不明になった

という噂で有名だ .


たけしの家の前を見る .


『 …昨日と違うな… ? 』


昨日見た時はツタがある程度だった .

だが今見ると壁が壊れていて壊れた穴から

宇宙のような触れてみたい好奇心の湧く 穴が

何個か あった .

近くまで行こうと森をかき分けて進む .


ぼこ


音がして足元を見る .


『 は 、落とし穴 ッ ? 』


誰が掘ったのかも分からないが 一晩では

掘れないような高さの穴に 落ちてしまった .

ひゅう 、と落ちていく中 、死を覚悟した .

酷く痛々しい音が頭に鳴り響き

意識もそのまま手放した .

___________



『 …あ ?  え…  』


体中が痛い .

苦しい

息がしにくい


『 痛…誰…か…助けて… . 』


また意識が無くなっていく .


「 お……は…………が………… 」


微かに声が聞こえたような気もするが

耳鳴りが鳴り止まず 、痛みと不安で意識が

無くなった .



__________


また声が聞こえる .


「 ……からな…… 」

「 ここが……わからない…んだ………  」

「 こいつも………だし 」

「 デもソろそろ起きソウじゃナイ ? 」

「 …んなわけ 」

「 …あれぇ…? 」


『 い゙   ッ  …たぁ…  』

周りを見渡すと何処かで見たことがある 人が

3人居た .

『 …?!、だれ… 』

まだ体がズキズキして痛みがありながら聞く .


「 んあー、俺はなぁ… 」


すると頭が少し冴えてきたのか写真の事を

思い出す .


『 写真の人だ . 』

「 あ、やっぱり日記拾ったの君だったんだ . 」

『 そ…うです . 駄目だったら御免なさい . 』


怒られるかもしれないと思った .


「 いや、僕達はありがたい . 」

「 誰も拾わんかったらあれ青鬼に壊されてたかもやしな . 」


そうなんだ .


「 てか話戻そか . 」


kyo

「 俺は金豚のきょーや . どう呼んでもええで .  」


rukr

「 俺はレウクラウド . 同じくどう呼んでも . 」


「 …ァ…えㇳ… 」


rukr

「 このお化け見たいな奴は緑色 . 」

「 呼び方は何でも良いんじゃない ? 」


ヒナソウ

『 はぁ…… ? 』


mdr

「 …よロし …ㇰ」

kyo

「 ん 、挨拶できとるやん . 」

「 俺の勝ちやな . 」

mdr

「 …だカらオレで賭けしナいでよ . 」


rukr

「 くそ〜… !! 」


mdr

「 レウサンも… . 」


むす…と頬を膨らませてぽかぽか二人を叩く .

その様子が面白可笑しく笑ってしまった .


ヒナソウ

『 んぐ ッ … あっはは ! 』

『 はー…w 面白…w ! 』


kyo

「 なんと豪快な笑い方 」


rukr

「 いやきょーさんもそうでしょ w . 」


はっ 、と正気に戻り顔を少し隠す .


kyo

「 いや 、全然笑ってくれてええで . 」

「 その方が空気的にもええやろ ? 」


レウクラウドも共感する様に頷く .


ヒナソウ

「 まぁ…そうっすよね ! 」



―――――――――――――――


ヒナソウ

『 そういえば 、そこの日記に

書いてあったんですけど . 』

『 しっかり日記読んでないんですけど 、

「コンちゃん」と…「らっだぁ」…

後 、「福田修也」…は同一人物かな . 』

『 その人達は ? 』


kyo,rukr,mdr

「 …あー… 」


rukr

「 コンちゃんは探索 、そのらっだぁはね… 」

「 今僕たちが頑張って探してるんだ . 」

「 あのこの名前を思い出させる為にも 、

僕たちのことを思い出させる為にも . 」


ヒナソウ

『 僕たち…ってのは写真の4人ですか ? 』


rukr

「 そうだよ . 」

「 一度間違えてしまったから 」


間違えてしまったから… ?

意味深だな…


mdr

「 福田修也まだ使ってるんだ . 」


ヒナソウ

『 あ 、やっぱり偽名なんだ… . 』


________________


この作品はいかがでしたか?

52

コメント

1

ユーザー

福田で察してたけどやっぱり偽名だったw お疲れ様です!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚