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部屋に戻った俺は照れて熱くなった顔をぱたぱたと手で仰ぐ
「くそはず、、、」
先程ニキと話してて無意識で2人が良いなどと言ってしまった、
甘えるのがとことん下手で普段デレることなんて無いから尚更恥ずかしい
それは一旦置いといて、またもや作戦が失敗に終わってしまった、
「まあ、さっきのは流石にむりだったかー、」
数分前の出来事を思い出しながらぼそっと呟く
しかし、ハグがしたいという気持ちが収まらない。
どうしようかな、と3度目の作戦を考える
「んー、、、」
しばらくの間、考え込むが全くいい案が出てこない
唯一でてくるのは最初に、ニキを感じるハグがしたい、と思ってやめた転んで抱きつく、というものだった、
…やってみるか、、、
恐らく今日の宅飲みの為に、お酒やらつまみやら買いに行くだろう、 決行はその時だ。
「ふぅーー、おわったぁ、、!長尺完成っす、」
長尺を作り終えた俺はとんでもない開放感を感じながら、ずっと座っていて固くなった体を伸ばす
「おつかれ〜」
「ないすー」
「いいなぁ!!!」
ディスコで作業している皆からも労いの言葉がかけられて、少しばかり良い気分になる
そういえば、と時刻を見ると 18:11 と写し出されている
かなり丁度いい時間に終わったな、と思いながら買い出しに行かなきゃ、なんて考える
ニキもディスコに居るが、今夜は2人での飲みなのでDMで声をかける
『にきー買い出し行こ』
『おっけー!』
簡潔に会話は終わり、俺とニキはディスコから抜ける
部屋を出るとちょうどニキも部屋から出て来た
「今日2人だしいっぱいお酒飲めんね」
ニキはうれしそうにしながら話しかけてくる
「あんま飲みすぎんなよ?」
「大丈夫大丈夫俺強いし」
雑談をしながら俺は外に出る準備をする。
「ぼびーいくよー」
「あいあい」
ニキは玄関で既に靴を履いて待っている、
ただ酒を買いに行くだけだから俺もおめかししているわけでもないが、容姿に全くと言っていいほど気を使わないニキがすこし羨ましくもなりながら、足早にスマホを手にして玄関へ向かう
スーパーへ向かう途中、俺はとてもそわそわしていた
作戦をいつ決行しよう、、、いまか、?いまなのか、、、?
頭では作戦のことでいっぱいいっぱいでニキが話していることに適当に相槌を打っていると
「ねぇボビー話聞いてるー?」
ニキが少し不貞腐れたように俺に声をかける
「あ、あぁ、ごめん、ぼーっとしとった」
「もー、聞いててよー、 ティッシュって美味しいよねって」
やばいやばい、作戦に気を取られすぎてる、もうやっちゃおう、、、!!と作戦を決行する。
「わっ!」
わざとらしく声を上げながら俺は躓いたフリをした、そして横で歩いているニキ目掛けてよろめく
「っぉお、」
ニキは少し焦りながら俺を、胸へと受け止めた、そして腕も腰に回される
俺もニキの体に腕をまわして軽く抱きついている体勢になっている。
……こ、こ、これは、ハグ、、だ、、!!
成功すると思っていなかった俺の脳内は大焦りしている
「ぇ、大丈夫?」
そう思っているとニキが俺を心配しながら、もう、身体を離してしまう、
「ぁ、あぁ、大丈夫、ごめん」
まだ脳が処理しきれていないが、とりあえず謝る
「結構ちゃんと転んだねー」
「おう、」
ニキと会話をしながら、また考える、
(今、成功したんよな、??一瞬すぎてよく分からんかったぞ、、よろこんでいいのか、、?
いや、知ってたけど、なんか俺が求めとるハグちゃうな、、)
なんだか釈然としないが、もう何もできることはないので、再び歩き出した
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雑談…
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