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長編頑張ってみました。


考察等その他諸々ご自由に。

解説も次回します~


あてんしょん


・軍パロ

・タヒネタ要素あります

・即興で書いたのでgdgdです

・なんでも大丈夫な方のみお進み下さい




わんくっしょん
























━━━━━━━


分かってるよ。


俺だって。


でも許せなかったんだ。



















━━━━━━━


時はxx時代、1人の軍人が重症を負った。

昏睡状態で2ヶ月。

まだ目は覚めないらしい。


ガラララと、扉が開く


「うぃ~す。体調どうや?」


utが病室に入ってくる


「あぁ、うん。だいぶ良くなったで。」


ciも先日の戦争で大怪我を負った


「ん。なら良かったわ。shpくんは?」

「まだ。でも心拍数はあんていしてるらしい… 」

「そか。」

「はよ、ようなるとええな。」

「そっすね。」


ciは俯きながら答える


shpは相変わらず静かに眠っている。

彼が寝てから2ヶ月。一向に起きる気配はない。


「あ、そういえば兄さん!」

「ん~?」

「今日会議あるらしいっすよ。」

「ぅえ?!まじ?!」

「さっきemさんが言ってた。」

「お~、了解。さんきゅ~」

































ciはまだ傷が完治しておらず、病室で休んでいる。

隣にはカーテンに仕切られているもののshpがいる。

すぅすぅ、と寝息を立てて寝ている。


ciその声を聞く度、嬉しいような、悲しいような、どこか虚しいような、そんな気持ちになる。


「ッッ、」


何故、彼だけが眠ったしまったのだ。


「ッ、分かりきったことやろ…」


そう、shpはciを助けたのだ。























━━━━━━━


カキン


剣と剣のぶつかり合う音。


ドカンッッ


爆弾の音。


ここは戦場だ。


「ッッ、クソッ!!!」


ciは敵に囲まれている


「オラッ、!」

「ciッッ___!!!」











グサッッ








「あ、…え、?」

「shp…?」


ciを庇ってshpが刺されたのだ


「ばかッ、こうなる前に助け呼べっての、…… 」

「ッ、ごめんshp……!!!」

「嫌、謝らんとって……俺が……助けたくて…助けたんやからッッ、……」

「shpぃ…ッッ、…」
























━━━━━━━


「……はよ、目ぇ覚ませよッッ、」





























━━━━━━━


更に2ヶ月後___


「まだ起きんなぁ…、」


zmがshpに問いかける


「きっと起きますよ、…」

「shpのことやからッッ、…(涙堪」


ciはもう泣く寸前だ


「でも脈拍とかは安定しとるしそのうち目ぇ覚ますんちゃう?」


知らんけど、とut

だがutも心配なのだ


「…………。」


shpはピクリともしない

まぁまぁ、とtnが言う


「気長に待と~や…」

「ッッ、うん。shp、俺待ってるよ。(泣」


何かを思いついたようにshoが声を上げる


「せや!shpくんが起きた時のために何かプレゼント買っとかん?」

「ほら!起きてくれてありがとうって!」


「お!いいですね~、私も何か買っておきましょうか。」


emも頷く


「それならきっとshpも起きてくるやろ!!」


それに続いてutも頷く


「……ですね、」




















━━━━━━━


ピッピッピッピッピッピッピッピッ



ピッピッッッピピピピピ_________


























━━━━━━━

あれから起きてこないまま彼はこの世を去った。

突然の事だった。


まだ深夜だった。


皆寝ている時間だった。


気づけなかった。


shpは1時間ほど脈拍が荒いまま、

静かに永眠へと堕ちていった。













━━━━━━━


「shp!!散歩いこ~!!」

「……?ciどしたん。」

「あ、tn!!外出許可いい?」

「ええけどどこ行くん?」

「shpと散歩行ってくる!!」

「え、ci、shpはもう___」

「行くよshp~!!!!」


ciはtnの話も聞かずに一目散と走っていった




「行ってしもた……」

「皆に連絡せんとな~、……」


tnはciをミュートにしてインカムへと連絡を繋げた


《こちらtn。皆会議室に集まってくれ。》























━━━━━━━


ガチャ


「う~す。」

「どしたん?」

「てかci集まってなくね?」


ut、zm、sho、と次々会議室に入ってくる


「ちょっとその事で伝えたいことがあってな。」

「今ciミュートにして連絡してん。 」

「何かあったんでしょうか…?」

「あぁ、ciがな…shpの幻影見えとるらしいねん。」


「え、どゆこと…?」


rbrは不思議そうな顔をする


「さっきciが俺んとこに外出許可取りに来たんよ。」

「んでそんときにshpと散歩行ってくるとか……」


「マジか…、 」


zmが頭を抱える


彼奴cishpが起きんかった間ずっと暗かったんよな…」


だからか、とut


するとshoが問いかける


「声は聞こえたん?」

「いや、俺には聞こえんかったな…」

「ci君精神的にもやばそうでしたし…」

「今は見守っとくのが正解なんやないかな、…」

「ほら、急にshpが亡くなったって言っても今のciじゃ頭が追いつかんやろ…」

「せやね~、…」


うんうん、とzm


はっ、とrbrが気づく


「ならciから目ぇ離したらやばいんちゃう…?」

「国民とかからは1人にしか見えんやろから…」

「それはまずいな…」


tnも焦る


「んなら僕ciのとこ行ってくるわ~」

「じゃあ任せてもよろしいでしょうか…?」

「うんうん、任せとき!」


自信満々にutが答える






























━━━━━━━


「shp~!!ここのお花畑めっちゃ綺麗じゃない?!」

___

「shpもそう思う?!やっぱ分かるか~!!」


「……ci~」

「ぅお、!何だ兄さんか…!‪𐤔」

「何だってなんだよ‪𐤔𐤔‬」


「あ、てかshpがこのお花畑綺麗~!って言ってたんよ!!!兄さんはどう?」

「、…あぁ、綺麗やと思うで~」

「さすが兄さん!!」


「……基地、戻らん?」

「なんで?」

「皆がciに話したいことあるってさ!」


「ふ~ん。shpは戻る…?」

___

「じゃ戻ろっか!」


shpの声はut先生には聞こえない


今2人が何を話しているのか、どういう表情なのか、

検討もつかないのだ。














━━━━━━━


「皆、ci連れてきたで!」

「おぉ、お疲れさん。ut。」


tnは書類をしている


「あれ…?他の皆は?」

「あぁ、ちょっと買い物行かせてる」

「ん、りょ~か~い」

「tn…」

「ん?どうしたci?」

「何か話したいことあるんや無かったん?」

「え、…」


tnはutを見る

utはすまん、と言うように顔の前で両手を合わせる


「あぁ、あったんやけどな…、忘れてしもてん。」

「ん~、そっか!また思い出せたら教えて~な!」

「それはそうとci。」

「何?兄さん」

「お前は今日自室におってええで!」

「え、休んでええん?」

「ええで!な!tn!」

「あぁ。」

「shpはどうすんの?」

「…、shpもciの自室で一緒に居りや~」

___

「ほなら送っていくわ~」

「え、…兄さん!俺自分で帰れるよ?」

「ええのええの。送らせて~」

「じゃ、ut頼むわ」

「了解tnち!」

















━━━━━━━


「ほな、何かあったら呼んでな~!」

「ありがと兄さん!!」

「はいよ~」


閉まった扉の向こう側では声が聞こえる

恐らくciがshpと話してるのだろう


今は話さんくてもええか…。


tnのとこ戻ろか~。























ガチャ


「おかえりut。」

「ciはどうだった?」

「ん~、shpが見えてること以外は普通かな…」

「怪我もだいぶ良くなってるっぽい!」


良かったと言うと同時にtnはまた書類を進める


「なぁtn、まだshpの事言わん方がええよな…」

「せやな。たぶんci受け止めきれんと思うわ。」

「よな。今は経過観察か~。」

「やな~」




















「なぁzm、」

「ん?どしたsho?」

「もしさ、ciがshpがもう居らんって知ったらどうなると思う?」

「あ~、多分彼奴のことやから自分のせいとか思いそう~」

「よな。なるべくshpについて触れん方がええんかな…」

「それは分からんよ~。」

「今は様子見ってとこかな。」

「さんきゅ~zm」
















────────


side/ci



「なぁ、shp…」

『なんや…?』

「いや……なんでもない。」

『そっか。それより後で煙草吸いいこ~』

「……、‪𐤔ええな、それ!」












「ふ~~~、(煙草吸」

『……』

「?…shpは吸わんの?」

『ワイはええかな…』

「え?shpから誘ったのに?‪𐤔」

『……‪ 𐤔』

────────


翌朝___



「ci~?」


「?兄さん…?」

「せやで~?部屋入ってもええか?」

「あ、…うん。」


部屋に入ると目が腫れているciが目に入る


「どしたん。」

「や、なんでもない…」

「何かあったら言いや。」

「……。なぁ兄さん。」

「ど~した?」

「shpって見える?」

「…っえ、?」

「今どこにおるかわかる?」

「……」


utは答えることが出来ない。


utにshpは見えないのだから。


「やっぱり……。」


と言うとciは寂しそうに窓の方を見た


「俺な、気づいてたんよ。もうshpが此処におらんってこと。」

「でも幻聴が知らんけど声も聞こえるし姿も見えるねん。」


気づいていたのか。


「ci……」

「無理せんでええんやで。」


utはそう言うと手を優しくciの背中に添えた


「っっ、ふ…、う”ぁ……(泣」

「ぅあ”あ”あ”っっ、……ぐすっっ(〃」


ポンポンっ、とutはciの背中をさすってやる


「辛い時は泣いてええんやで。 」

「もう我慢せんでええ。」

「思ってること全部みんなに話し~や。」

「ぐずっっ、……ぅん、……。」


その後すぐすぅすぅ、と寝息が聞こえてきた

疲れていたのだろう。

ciは泣き疲れて眠っている


まだまだ子供やな。


















────────


それからというものciはshpが見えなくなったらしい…


まぁ、声は聞こえるらしいがな。


「俺もshpの声聞きてえよ…。」

「どしたん大先生…!」

「shoちゃんか、……吃驚した‪𐤔𐤔」

「あ、そうそう。今度zmが飯行こ~言うてたから大先生が行きたいって言ってたって勝手に言っちゃった☆」

「はぁ~??こんのシャオカスが!!」

「ちょっと口が滑っちゃって☆」


「………」


2人の前をciが横切る


「…え、今のciちゃう?」

「何かフラフラしてなかった?」

「追いかけてるみるか、…」










「…………っ___、?… 」


「何言っとるんやろか、…?」

「shoちゃん、…あれ今話しかけた方がええかな?」

「んー、…多分彼奴shp?と話しとるんやない?」

「あー、…独り言やと思ったわ。」

「だからさ、もし外行こうとしたら止めるのがええんやないかな?」

「shoちゃんにしてはまともな意見…!!‪𐤔𐤔‬」

「にしては、ってなんやねん!𐤔」


「…。」


ciは黙った

するとその瞬間ciの頬に一筋の涙が伝った


「大先生、彼奴泣いてね?」

「ほんまや。行った方がええかな」

「おし、行くか…。」





ぽんっ、とutがciの肩を軽く叩く


「ci。どしたん。」

「…。」


ciは答えず1つの方向をずっと見つめている


「ci~!!sho様のお通りじゃい!!もっと笑顔で出迎えや!!」

「…。っ、」


shoの笑顔に反応したのかciはさらに涙を流し、座り込んでしまった


「おい、shoちゃん!!何したん??」

「えっ、俺?なんもやってないって!!」


ciの声に皆が続々と集まってきた


最初に声を発したのはtn


「お前ら、どしたん。ci泣いとるやん」

「俺何もやってないって!」

「ならええけど…」

「ci、なんかあったんか?」


「…、か…。」


「…?何や?」


「shpが待ってるから、…行かなくちゃ。」


「shp??」


そう言った瞬間ciはダッシュで走り出してしまった


「俺追いかけてくるわ。」


zmも走り出した

それに続いて皆も一斉に走り出した
















━━━━━━━


side/ci



分かってたんだ。


居ないことを。


それなのに声は聞こえて頭が混乱するんだ。


だから。


だから。


もう。


いいよね。


疲れたんだ。


早くshpの方に行かないと。


shpも俺を呼んでいる。


俺には今を生きる資格がない。


俺のせいで、俺のせいで、俺のせいで、


shpは死んでしまったのだから。


この罪はどうやっても償えないけどここから消えて居なくなればshpも許してくれるかな。



そうやって俺は崖から飛び降りた。









「じゃあね。皆」








「「「ci___!!!」」」
















━━━━━━━


-起きて。


-眠ったらダメ。


-ほんとに戻れなくなっちゃう。


なんで?


-お前は生きないとダメ。


全部俺のせいなのに?


-それでも。___ワイのために最後まで生きて。











━━━━━━━


パチッ


「……。」


「「「ci!!!」」」


突然の大声に吃驚する


「……。え、…?」

「俺死んだんじゃ…。」


脳が追いつかない

ここは崖下…?


「ばかっっ、簡単に死ぬなよ…!! 」

珍しくtnは涙で顔面をぐちゃぐちゃにしながら必死に説教をしている


いや、これは説教ではない


俺の為に言ってくれているのだ。


「っっ、ごめん、…」


咄嗟に謝ってしまった


「そういうところやぞ!謝らんでええんや…」


右を見るとzmもtnと同じような状態だ。

tnとzmだけでは無い。

周りを見渡してみると幹部全員が泣いていた。

突拍子にrbrが前へ出る


「ほんまにあんさんは!!!死んだかと思ったやんか、……!!」


普段厳しいrbrもこれだけ泣いていると少し笑えてくる。


「笑い事ちゃうぞ。…生きててよかった、… 」

「そういえば俺どうやって助かったん? 」

「記憶の中では崖から飛び降りたはずやけど、…?」


emが説明する


「ci君が飛び降りた時咄嗟にzmさんが足を掴んだんですよ。」

「で、それに続いてzmさんの足をrbrさん、shoさん、tnさん、私、大先生、knさんというようにハシゴ状態になって崖からズルズル落ちていったんですよね、…」

「けどほんま死なんくて良かったわぁ、…。」


「そうやったんやな。…ありがとう。夢の中でも言われたよshpに。」

「ワイの分まで生きてって、…」

「それがええよ。」

「兄さん、…」

「そういえばshpの声聞こえる…?」

「あ、shoさん…。ううん。今はもう聞こえない。」

「そっか。」


shoは優しい顔をしてciを撫でる


「帰ったら一緒にshpの墓参りしよな。」

「zmさん……。うん!!いっぱい花持ってくわ!!!!」

「ふっ、‪𐤔𐤔‬ciらしいわ。」
















━━━━━━━


親友へ


帰ってからみんなと一緒に君ののお墓参りをした。

みんな君の墓をみて沢山泣いてた。

もちろん俺も泣きじゃくった。


もう君の声は聞こえないけど、俺の心の中にずっと君はいるよ。


みんなをみてると申し訳なくなってくるけど君が生きてって言ってくれたおかげで俺の気持ちは軽くなったよ。


ほんまにありがとう。



ci





「ふぅ、…」


shpに向けての手紙を書き終えると窓から心地の良いそよ風が吹いてきた。


「……。」



「見てるか…?shp!!」


俺は空に向かって叫んだ。












「ありがとう!!!!」







オチ弱ですね。


6000文字超えちゃいました。

もう7000文字寸前です‪𐤔𐤔


良かったらෆ‪‪、コメント、フォロー欲しいでs………(((







鏡花水月 手を伸ばす

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