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・キャラ崩壊、口調等の違いがあります。
・界隈新規に加え、文字書き自体あまりやってこなかったのでクオリティが本当に低いです。ご容赦ください。
・nmmn、bnorと言ったワードに嫌悪感がある方、またはその意味がわからない方はブラウザバック推奨です
「…は?」
目の前に広がる悲惨な光景を前にorfはそう呟くことしか出来なかった。
チュンチュンと雀の囀りが聞こえる。カーテンの隙間から覗く太陽の光が未だ夢の中に居たorfに朝を伝える。
何も予定が無かったはずだしまだ寝れるな。と寝返りを打つ。その時目の前に居るはずのない人物が目に入る。
緑がかった綺麗な黒髪に幼さの残る可愛らしい寝顔。閉じられたまぶたの下には大きな翡翠色の瞳が隠されているだろう。少しはだけた布団からは彼のものだと思われる肌が見える。目の前にいる人物が誰だかわかった途端、冷や汗が止まらなくなった。
orfの目の前には、同じグループの同僚であるqnがすやすやとちいさく吐息を立てて眠っていた。何故だか服を着ずに。
途端に不安になり今の自分の状態を確認する。
案の定上には何も着ておらず、下半身も下着だけ。所々に赤黒い噛み跡や所有痕が見え、思わず顔が赤くなる。自分の惨状を理解した途端身体の節々がズキズキと痛み始める。
「…しかも俺がこっちなんや、」
そう呟いて、はぁと溜息をつく。
一体どう説明すればいいのか。そして何故このような状況になってしまったのか。まずは後者を確かめるために昨夜の記憶へと思いを馳せる。
久しぶりの打ち上げだった。
そこら辺の記憶は残っているし、自分も酔ってさえいたが意識はしっかりしていたはずだ。1軒目は皆起きていて、バカ騒ぎしていた。…2軒目で調子乗って頼み過ぎて、とまあそんな感じだったはずだ。
飲み過ぎて酔っ払った自分をわざわざqnが家まで運んでくれたのだろう。それがなぜこんな事に…。
そう1人考えていると、qnが身動ぎをした。そのまま瞼がゆっくりと開く。眠気まなこでorfをじぃっと見詰めるqn。その視線に少したじろぐ。
「……おらふくん?、」
「あ、いや…あの、これは……」
自分の格好とorfの格好を見比べ、同じベッドに隣合って寝ていた。という事実にqnが気付いてからはもう遅い。目をかっぴらいて顔を赤くしたqnが今まで見た事がないくらいの形相で焦り出す。
「は?待って、えっ何コレ、え??」
「……」
「おらふくんっ…!?ちょっと急に黙らないでよっ!?!」
「おんりー落ち着、……いッ、!、」
qnを落ち着かせるために起き上がると昨夜痛んであろう腰が悲鳴を上げる。その様子に気付いたqnが先程の表情とは一点心配したような顔で駆け寄ってくる。
「ちょっ、……大丈夫?」
「腰痛いだけやし…まぁ。」
「それ原因たぶん俺だよね、ごめん」
なんとも言えないような顔をしたqnに腰を支えられ、ベッドの背もたれのようなところに寄りかかるようにして座らせて貰う。
「ごめんね、服これしか無かった…」
そう言って渡されたqnの私物であろうトレーナーに腕を通す。いつの間に取ってきたのかqnは彼がいつも着ているシャツを羽織っていた。
「…おらふくん昨日のこと怒ってる?」
そうおずおずと聞いてくるqnはいつもより幾らか幼くみえる。滅多に見ることが出来ないしおらしげな表情に思わず緩んでしまいそうな顔をキュッと引き締め、彼を見る。
「おんりー、実は、」
「改めて無理させちゃってごめん。我慢できなくて…」
「えっ、ぼく変なことしてた…!?」
「…はい?」
焦ってorfがそう聞くとqnが信じられないと、言いたげな顔をする。
「まさかとは思うけど昨日の記憶って……」
「……ない、デス、」
少しの間沈黙が続く。それを破ったのはqnだった。
「はぁーー?!!え、自分が昨日何したのか覚えてないの?」
「うん…」
「あーーーもうほんっとに大変だったんだからね!!足元フッラフラなのに突然どっか行くし、せっかく家まで送ってきてあげたら突然抱きついてくるしなんか服脱ぎ始めるしッ!!!俺が好きなこと知ってる癖にこの天然人たらし!!!」
「は、ぇ……?、」
「あんな甘ったるいこと言ってたのに覚えてないなんてさぁ…俺のこと好きってのは嘘なの?」
そう言われた瞬間胸がずきりと痛む。ぼやけていた頭から唐突に昨夜の出来事が蘇る。
暗い部屋に響く嬌声。ビクリと跳ねる腰を抑える様にして跨り、彼は次々と全身に所有痕を落としていく。力は抜け、思考も鈍りそのまま……。
昨夜のことを思い出し、顔を真っ赤にし動けなくなったorfを逃がさないように距離を縮める。赤くなった頬に手を添えると、恥ずかしいのか目を閉じる。
唇が重なる位の距離まで近付いて、「目開けて」と催促する。
「…ッ、う……//」
瞳の縁には涙が溜まり、無自覚ではあろうが上目遣いになっている。そういうとこだぞ、こんな面倒臭い男に好かれた原因は。
「忘れてるみたいだしもっかい言ったげるよ。
俺はおらふくんの事が好きです。俺をこんなにしたんだから責任取ってよね。」
大きく目を見開いたかと思えば、可愛らしくちいさく頷く。
勝ちを確信したqnは自身を抑えることも無く、ただ欲のままに目の前の相手にかぶりついた。