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〈凸もり視点〉
今日はさもさんの体育祭に来た。
さもさんは確か…借りもの競争に出るって言ってたな
『プログラム五番、借りもの競争です。』
その放送が鳴り響くと、列のところにさもさんが見えた。
頑張れ…!
ピストルの音が鳴り響き、さもさんが他の選手と共に走り出す。
………ん?
紙を見たさもさんが、真っ先に俺の元に走ってくる。
「凸さん!来て!」
「ええ!?」
さもさんに引っ張られて、俺は慌てて走り出す。
そして一番に着いた。
「はあっ、はあ…」
「やった!一位!」
喜ぶさもさんを見て、俺はめちゃくちゃ嬉しかった。
「…そういえば、お題なんだったの?」
そう聞くと、さもさんの顔が赤くなる。
?
「…あ!?」
俺が紙を奪うと、さもさんは慌てて取り返そうとする。
「………『好きな人』?」
紙に書いてあるお題を読み上げると、俺の顔が自分でもわかるぐらい熱くなる。
さもさんも顔が真っ赤になってる。
…キスしたい…可愛すぎる…
けどここ外だよ…家に帰ったら絶対構う…
「…///」
俺たちはしばらく、その場から動けなかった。
コメント
3件
小説みると勝手に私の頭の中でイラストが構成されていく…てぇてぇです
うわぁ!こういうの!いいですね〜
ありがとうございます無事死にました授業参観頑張ってきます()