俺が事故にあった。幸い軽い怪我だったから平気だったけど………
“ハン!!重症じゃなくて良かった…本当に良かった…”
こんな感じでオルカが凄い心配してくれる。それは凄いありがたいんだよな
「あぁ。まぁ、当たりどころが良かったんだ」
“…オルカは、ハンとずっといたいんだ。”
突然、そう言われた。なにがなんだか…さっぱり分からない。
「?どういうことだ?」
“好きだよ(人間として)”
あぁ、なるほど。
「俺も好きだぞ(姪として)」
“本当か!?ずっと一緒に居ることを誓ってくれるか?”
驚いたような、嬉しそうな、そんな顔をして。
「もちろんだぞ!」
俺もできるならオルカと一緒に居たい。
“良かった!♪じゃあ、電脳に接続するな!”
電脳?
「ど、どういうことだ?電脳?」
“オルカはロボットだが、ハンは人間だろ?ずっと居れない…”
“でも、オルカの電脳の中にいたら、オルカの中でずっと一緒に生きるんだ!”
どういうことだ?説明されても分からない。
“望んだら何でもあげるし、病気の心配もしなくていい。”
“幸せな世界だろ?”
そんなの、決まっている。
「無理─」
“そろそろ接続終わるか…ハン!もう会えないけど…ずっと一緒だぞ!”
「え、どういう─」
意識が途切れる。
パチ─。
“同期が完了、しました。アドミゲスは電脳に格納致しました。”
…
…
「どこだここ?暖かい部屋…ふわふわしたマットと枕…」
「そういえばオルカはどこだろう…お腹も空いたし、、」
ぽん!
「!ご飯か!?美味しい!!…なんで出てくるんだ?」
「眠い…」
ここまででとっても時間がかかった気がする。
「オルカも一緒に居て欲しいな…寂しい…」
「うーん…なんでここに来たんだろう…?思い出せない…」
電脳世界では一緒には居られないな、ハン。
でも、現実よりはマシな結末だろう?
電脳
End4
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