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推しには近づくな!

22 - 尚の秘密

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2022年10月18日

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「おはよう。尚。」

「お、おはよう…笑。」

episode22

いつもと同じように尚と待ち合わせしているが、尚の様子がいつもと違った。

なんか、顔色悪いし…。

「えっと…何かあった?」

「え?」

「いや、さっきから喋らないし…。あ、そういえば昨日はありがとう。…まさか、そのことで気分が悪くなった?」

「全然!何ならいつもと違うかな、僕?」

…表面上では笑顔だけれど、何だか無理している感じがする。

「…あの後、尚と宵田くんいなかったけど、何かあったの?」

すると、尚の体はビクリと震えた。

「な、なにもないよ。僕も急に忘れ物思い出しちゃって…」

いや、絶対なんかあるだろ。

「…あのさ、」

「うん?」

「俺のこと、友達だと思ってるなら、話してほしいんだ。尚は嘘が下手だからね。」

「ほ、本当に何もないよ!!…僕、委員会があるから先行くね…!」

尚は慌てて先を行ってしまった。

絶対何か隠してる…。


「笑!次移動だよ!」

休み時間、尚はいつも通りに話しかけてきた。なんか、安心したような、モヤモヤするような…。

「うん。理科だっけ。」

「うん!」


「あのさ、昨日のー…」

「そういえば、今日理科の小テストだよね!全然勉強してないよ〜…あはは…」

尚は俺の言葉を遮り、わざと大きい声を出した。

そんなに触れてほしくないのか…?

「…俺も全然勉強してない。」

「ね!終わった〜…」

…なんだろ、この気持ち…。


「尚ー…そろそろ、昨日のことー…」

「笑!今日の給食何かな…?!お腹空いたね〜」


「尚!なんで何もー…」

「そんなことより、いつお泊まり会する?」


「尚!いい加減にー…」

「夏休みもうすぐだね〜…!」


「尚!昨日ー…!!」

「明日晴れるかな〜…」

「いい加減に教えろ!!!」

クラス中に俺の声が響いた。

でも、流石にちょっとイラッと来た。何で全然教えてくれないんだよ。何で自分は力になりたいとか言ってたくせに、俺はだめなんだよ?俺たち、友達だろ?

尚は少し、躊躇って

「空き教室に来てよ」

そう呟いた。


なんとか宵田くんにバレずに空き教室に来たものの、尚は少し不安そうだった。

「…で?何を俺に隠してるの?」

「…隠してるっていうか…」

「まさか、宵田くんに脅されて喋れないとか?」

「そうじゃなくてー…」

「だったらー…!」

「…宵田くんはー…」


ショウにゃんの制作者なんだ…。


「…え…?」

あの超人気ネット活動者のショウを作った人?まだ小学生なのに…?

「どういう事…?」

「…正確に言うと、そのお兄さんが作ったんだけど…元々の原案は宵田くんらしいんだ…。」

「それを、何で尚が知ってるの?」

「…昨日ねー…、」

✾✾✾✾✾✾

校舎裏へと引っ張られ、そこにいたのは宵田くんだった。

「宵田くん?どうしたの?」

彼の後ろ姿は、何処か怪しくて、不気味だった。

「尚に、話したいことがある。」

「え?」

「…俺は、ネット活動者、ショウの原案者だ。」

「…は?」

どういう事?この子が?何で?

「…制作は兄がやっている。でも、それが重要なんじゃなくってー…。」


✿✿✿✿✿✿

「笑、君も一緒に作った。って。」

「は?」

俺が?意味分かんねー…。てか、俺なんなら被害者なんだけど?

「困惑するのは分かってる。僕も最初はびっくりしたし…。でもさ、笑、3年前、宵田くんと会ってない?しかも女性だったとか…!」

「お、覚えてないよ…。全然、分からない…!のに、何故か覚えてる気がする…。彼と隣の席で…、沢山話して…」

それからー…何だ?全然思い出せない…。

ずっと、ずっと仲良かった気がする…。話してて…それからー…。

「笑…?大丈夫?頭抑えてるけど…?!」


待って、尚。もう少しで思い出せるとこで…

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