※クロロ=ルシルフルのネームレス夢!
※ハンタープラス
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今夜、私は飲み会に誘われた。生憎行けないと断ったものの…中学の時の仲が良かった友達数名が来るらしく、しかも私がいる前提で話が進められていたみたいで、行かざるを得なくなってしまった。クロロにちゃんと話はしたけれど、いい子で待ってられるのかな。そんな不安が脳裏を過ったが…流星街で育ったとはいえ、いい歳した大人だ、待てるでしょ。そんな安易な考えで支度を初めていた。
「ねえ、この服可愛くない?見て!」
甘さ控えめの、でも確かにシンプルだけどデザインが凝っている私のお気に入りのトップスとスカートを合わせてクロロに見せる。
「可愛いな。でもちょっと妬ける」
本を読む手を止めて、先程まで何もしていなかったですよ〜とでも言わんばかりに机に肘をつき、じとり…と見定めでもするように見つめられた。
「…珍しい」
嫉妬とかするんだ、クロロも。なんてちょっとびっくりしちゃって、顔に熱が集まり始めた。なんか意外と恥ずかしくて、ふいとそっぽを向いては鏡と向き合う。
「オレの場合感情を表に出してないだけだがな」
「いーもん!今日はクロロには関係ない!」
つんと跳ね除けて言い返した。ドレッサーの前に屈んで、ちょこっと前髪を整えて、バッグの中にお気に入りのティントと手拭きを入れる。
「早く帰ってこなかったら、すぐアジトに帰る」
「子供かお前は」
そういった後、しゅわり。と甘い桃の香りのするクロロからもらった香水を左手首に振りかけた。香水を置けばとんとん、と両手首を合わせて、順番に耳の後ろ、首、服。なんとなくつけていった。
「__っわ゛、!?」
一回り、ふたまわり。いや、それ以上に私より大きい背で後ろからふわりと抱きしめられた。髪が崩れないように、優しく繋ぎ止めるかのような抱擁で、寂しいと言われているように感じた。
「な、なに」
「ん、行ってらっしゃい。飲みすぎるなよ?気をつけて」
首元が少し空いているからか、首の少し横にちゅ、と触れるだけのキスを落とされた。さらり、と巻いた髪を持って、整えて。優しく微笑んでは行ってらっしゃいと、そう言われた。
「…し、知ってるから!行ってきます!!」
それから、クロロの返答も顔を見ずに、逃げるようにバッグとスマホを持って家を出た。
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初夢小説!書いてみました、どうだったでしょうか? 続編とかも出したいと思っているのですが…需要あるなら頑張りたいと思います!
別でハンターハンターの色んなキャラの夢小説とか出したいな〜って思ってるんですけどその辺迷ってます!!!!!待っててください!
ここまで読んでくれてありがとうございました♩
コメント
2件
いや可愛過ぎんだろ…