轟「……やった俺が言うのもなんだが。その足、放っといたら凍傷になるぞ」
『だからなんだッつーんだよ。黙っておとなしくしてろってか?!』
轟「ああ」
『死ね!!!』
私は勢いのまま思い切りジャンプし、襲ってきた氷と一緒に轟の上も飛び越える。
轟「!」
それは予測していたのか、轟は素早い動きで体の向きを変えると私が着地する前に氷で剣を作り、その剣で私の顔面を狙って振った。
……が。
『下だっつーのバァカ!!』
轟「っ!?」
『フンッ!』
私は着地と一緒にしゃがみ剣をよけ、そのまま隙だらけの轟の顔面めがけて頭突きを食らわせた。
轟「ぐ、あっ!」
『だーかーらー、言っただろ?オマエの攻撃はザツでオオザッパ。当たるわけねェだろあんなの。避けてくださいって言ってるようなもんだっつの』
今のは流石に堪えたのか、倒れたまま起き上がらない轟。
『……あ?んだよ、トんだか?』
何も言わねェしピクリとも動かねえソイツに、眉を寄せながら近寄った瞬間。
轟「お前の負けだ。天草」
『っんな?!』
鋭い氷が私の顔のギリギリ当たるか当たらないかぐらいの距離で、目の前にあった。
コメント
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早く見たいぃぃぃぃイイ!!!!