ベッドに涼架を押し倒す。
「滉斗・・・?」
「そんな格好して何もなく終わるとは流石に思ってなかったよね?」
ぎゅむっと、男性にしては肉付きがいいお尻を揉むと、びくりと肩が震えた。
オフショルダーのワンピースなので、ちょっと引っ張れば簡単にずれて、すでにぷっくりと膨れた二つの突起が姿を現した。
「なんだ。涼架も期待してたの?」
意地悪く言うと、濡れた瞳で睨まれた。
「エロ井・・・。」
「じゃあ涼ちゃんはエロくないのかな?」
それぞれの手でつまむように弄ると、涼架の体が過敏に反応する。
「あ、っん、っ。」
涼架の甘い声は、まるで酒を飲んだ後のようにクラクラする。執拗に弄ると、我慢できなくなったのか腰を揺らめかせ、見せびらかす様に反る涼架のソレが白いミニ丈の裾を押し上げていた。
「ウエディングドレスが濡れてる。めっちゃエロいよ、奥さん。」
「バカ井っ・・・。」
「人にバカって言っちゃいけないよ、涼架。」
「う・・・、ごめ、なさい・・・。」
「お仕置きしなきゃね。」
涼架が何か言う前に、ペロンとスカートを捲った。
レースの下着故に全てが丸見えのソレが、中で苦しそうに先走りを溢れさせていた。
「涼架のビクビクしてる。・・・見られるだけで感じてるの?」
「ゃ・・・違っ・・・!?」
「違くないよね。ほら、見て?ちょっと触ったらあふれ出しそう。」
「み、見ないでっ。」
「やだ。」
隠そうと閉じる涼架のガーターベルトを付けた太ももを抑え、布越しに震えるソレに舌を這わせた。
「んぁっ!?」
涼架がビクンッとのけ反った後、白い液体がレースの下着を汚していく。
「ちょっと触れただけなのにイクとかすごい淫乱じゃん。」
「違っ・・・。」
「違うの?こんなになってるのに?」
「・・・。」
「涼架は淫乱だね。」
「・・・。」
突然、涼架はぽろぽろと静かに涙を流し始めた。
「え?!涼架?!」
「・・・。」
やばい・・・妄想が具現化されたから、ちょっと調子に乗ってしまった。
「ごめんなさい!涼架があまりにもエロくて・・・じゃなくて!最高すぎて調子に乗ってしまいました!!」
慌ててベッドの上で土下座をした。
「僕は・・・。」
「うん。」
「滉斗だけ、だよ・・・。」
「うん。・・・うん?」
顔を上げると、真っ赤になった涼架がスカートを捲し上げていた。
「滉斗ので、僕の中をグチャグチャにしてほしいの・・・。」
我慢できなくて多少強引に指で涼架の蕾をほぐしていく。
「滉斗、早く・・・。」
「もう少し広げてからじゃないと。」
「いいから・・・来て・・・」
腰を揺らめかせ、肩越しにとろんとした目で見てくる涼架。
「辛かったらちゃんと言うんだよ?」
「ん。」
散々涼架のエロい姿を見せられて、俺のはすでに臨戦態勢。涼架の後ろにあてがうと、そこが俺を受け入れるようにひくついた。
「先っぽだけなのに、滉斗の熱い・・・。」
「またそうやって・・・。」
無意識なの?怖すぎるんだけど。
「滉斗・・・?」
涼架がこちらを振り向こうとした瞬間、腰を掴んで一気に太い部分まで突き刺した。
「ーーーーーーーっ!!」
いきなりの衝撃に声が出なかったようだ。全部入れてないけれど、涼架の中はすでに俺専用のカタチになっているのか容易く侵入することができた。そこからずるりとくびれ部分まで抜き、今度は一気に根元まで押し込む。
「んんんーーーっ!!」
きゅうきゅうと締め付けてくる涼架の中こそ熱くて、脳みそがとろけてしまう程気持ちい。
「涼架の中、超気持ちい・・・。」
その時、振り返った涼架は妖艶な笑みを湛えていた。今までに見たことのないその艶やかな笑顔にドキっとする。え?誰?涼架であって涼架じゃないような。どこに隠してたのそんな笑顔。
「もっと・・・滉斗のちょうだい?」
マジでどちら様?!驚きつつも体は正直で、MAX状態だと思っていたモノがさらに元気になってる気がする。
「マジでどうなっても知らないからね?!」
力任せと言った表現が合ってるほど、何度も叩きつけるように出し入れを繰り返していると、涼架の中を広げるために使ったローションと俺の先走りでじゅぶじゅぶといやらしい水音を立てる。
「あっ!あぁン・・!ソコ、だめっ。」
どうやらイイトコロに当たったようで、全身がビクビクと痙攣している。
「OK,ここね。」
一点集中でそこをゴリゴリ叩く。
「あっ!んぁ・・ひんっ!・・ぁっま、またっい、イっちゃう・・・!」
「イケよ。」
すでに下着から零れ、雫を滴らせながら揺れていた涼架のモノ扱く。
「あああぁぁぁぁぁーーーっ…!!」
涼架がイッって白い液が俺の手に吐き出される。その瞬間、ギュッと涼架の中が狭くなり、
「くっ・・・。」
俺も涼架の奥にドロリと吐き出した。
次の日、問答無用で燃えるゴミに分別されたウエディングドレスと一式(金具部分は不燃ゴミ袋へ)。
あぁ、短くも幸せな夢だった・・・。
「ゴミ袋をそんな目で見つめる奴、滉斗くらいだよ。」
呆れ気味に言う涼架。だって、あれには夢とロマンとエロの結晶が・・・。
「ところで涼架。」
「なに?」
「なんで泣いたの・・・?」
ドキドキしながら聞く。ヤることヤってるので嫌われてはいないと思うけれども・・・。
「泣いた?」
「え、覚えてない?ほら、俺がい・・・土下座した直前。」
流石に”淫乱”って言葉はもう使えない。
「あぁ・・・。」
涼架は何かに耐えるように口をギュッとする。
あぁ、やっぱり俺がひどい事言ったから・・・。
「ごめん、涼架。傷つけたかったわけじゃなくて、そういうノリで・・・。いや、言い訳だね。酷いこと言って本当にごめんなさい!」
「滉斗・・・。」
「ごめん、涼架・・・。」
「あ、あのね。」
「はい・・・。」
「どうだった・・・?」
「どうだった、とは?」
涼架の顔が次第に赤く染まっていく。
「その、滉斗が楽しそうだったし、アッチもすごいことになってたから・・・。そういう感じがよかったのかなって・・・。」
「そういう感じ・・・?」
「淫乱・・・的な?」
「え・・・・?」
目を点にしている俺の前で、
「僕、頑張ったんだよ・・・?でも、淫乱って実際どんなんか分かんないから・・・うまくできてた・・・?」
涼架は首をコテンと傾げた。
思わず大声で返事をする。実際淫乱というより小悪魔的だったけど、この際どうでもいい。涼架が可愛い。
「うふふ。よかった。それでね、滉斗の為に淫乱になろうって決意した瞬間なんか頭の中でパーンってなってね。」
なるほどわからん。けど俺の為に淫乱になろうと決意したって・・・それ淫乱じゃないよね。いや、もう余計なことは言わないでおこう。頑張った涼架の為にも、今後もちょっと期待してる俺の為にも。
「恥ずかしさとかが限界突破して感覚がバグって涙が出ちゃったのかも。僕気付いてなかった。」
「そ、そうなんだ・・・。」
色々衝撃はあるけど、無理させてしまったのと泣かせてしまったというのは事実なので
「今夜は涼架の好きなもの食べに行こう。俺のおごりです。」
「体だるくて外出したくないから、滉斗のウー〇ーアカウントで好きなの注文させて。」
「好きなだけどうぞ。」
「わーい☆」
【終】
ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました。
コメント
4件
泣いたの覚えてない💛ちゃんが可愛いすぎます😇💕
涼ちゃんかわゆすぎるぅ