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「 oh… 」
漱がなんか外国の映画みたいな反応をした。
「 漱、その反応辞めて…うざい… 」
「 え、やっぱり酷くな? 」
すると、三守さんが手をパンパンと叩いた。
「 それで、燕帝山の顧問の蘆屋先生から聞いたけど、四対四。するんですよね? 」
「 え、蘆屋せんせ。そうなん? 」
「 僕、さっき君たち四人には言ったけど??
5点、先に取った方が勝ちのやつ。前衛三人。後衛は一人。
サーブ打つのはここの後衛の人な。 」
うわ…この蘆屋先生って人。顧問やろうけど、なんか笑顔の圧っていうか…
怒らせたあかん人やなって思った。
「四対四…こっちは自動的に四人やから全員出るけど、そっちは?」
…それじゃあ、こっちからは一人控える事になる。
そんなの、俺、ミドルブロッカー一人だし…草ノ瀬君も唯一のウィングスパイカー。
そして、木萩君も一人だけしかいないリベロ。
それで、漱と三守さん。二人はセッター。抜けるならどっちかだが…
試合でも通用するのは漱かもだけど、三守さんは先輩として…
それに三守さんだってしっかりした実力もあるし、基盤もある。
「 んじゃ、俺は高みの見物?でもしちゃおうかな。 」
三守さんは何時もとはまた違う、少し深みのある可愛げのある笑顔で言った。
「 ?!、なんでですか?三守さんが出れば… 」
漱が慌てて言う。